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引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちvol.10 楽天#23 聖澤 諒

2018 12/15 11:00データスタジアム
ボール,ⒸShutterstock.com

楽天・背番号23 聖澤 諒

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

聖澤諒は俊足と堅守が売りの外野手。10年目の昨季は、4年ぶりに100試合以上に出場。4月16日の日本ハム戦では代打でサヨナラタイムリーを放つなど、要所での活躍が光った。今季も与えられた役割をこなし、首脳陣の起用に応えたいところだったが、27試合の出場に終わってしまう。シーズン終了後に球団から戦力外通告を受け、現役引退を表明した。

チーム歴代最多盗塁数“杜の都のスピードスター”

プロ入り3年目の2010年に開幕スタメンの座を勝ち取ると、一気にブレーク。自身初の規定打席到達を果たし、チームトップの24盗塁を記録した。12年には12個の三盗を含む、54盗塁で球団初の盗塁王を獲得。また、安定した守備力を誇り、14年には外野手として連続守備機会無失策のプロ野球記録を塗り替えた。

しかし今季は27試合の出場にとどまると、球団から戦力外通告を受け、現役引退を決意。引退セレモニーは11月23日の「楽天イーグルスファン感謝祭2018」で開催され、駆けつけた観客に別れを告げた。

歴代楽天:通算盗塁ランキング

積極的な走塁で、果敢に次の塁を狙い続けた聖澤。プロ11年間で積み重ねた197盗塁は、チーム歴代最多だ。“杜(もり)の都のスピードスター”は、勝利のためにグラウンドを縦横無尽に駆け抜けた。

通算成績1034試合249打点234四球197盗塁

■プロフィール
11年目 33歳 外野手 2007年大学生・社会人ドラフト4巡目 松代高-国学院大-楽天

■通算成績
1034試合 823安打 19本塁打 249打点 234四球 94犠打 197盗塁 打率.274

企画・監修:データスタジアム

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