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【球春到来】パ・リーグ6球団キャンプの見どころは?

2018 1/31 18:06mono
バット,ボール
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ソフトバンク 昨季MVPのサファテは特別待遇!

2年ぶりに日本一に輝いたソフトバンク。このオフは大型補強を行わず、ほぼ現有戦力の底上げで連覇を目指す方針で動いている。キャンプの振り分けを見ると一軍中心のA組には千賀滉大、武田翔太、東浜巨、バンデンハークら主力組がズラリ。野手陣もベテランの内川聖一、松田宣浩らが順当に一軍スタートとなっている。また、九鬼隆平、栗原陵矢といった若手捕手たちも揃ってA組スタート。一軍入りへ向けアピールすることになる。

一方で昨シーズン、MVPのサファテは特別待遇が許可されており3月に入ってからの来日となりそうだ。また、本塁打と打点の二冠に輝いたデスパイネ、中継ぎ左腕のモイネロといったキューバ組もキャンプ中旬以降からの合流となる。

<各組共通>
・日程
2月1日〜3月1日(休5日・10日・14日・19日・23日)
・場所
生目の杜運動公園(宮崎県宮崎市)

西武 復帰の松井稼頭央はA班スタート

一軍・二軍といった名称を使わない西武の春季キャンプ。菊池雄星ら主力メンバー中心のA班にはドラフト1位の齊藤大将、3位の伊藤翔と2名の新人選手が名を連ねた。また、鈴木将平、山田遙楓ら若手選手も初めてA班に抜擢されている。また、15年ぶりに西武へ復帰した松井稼頭央もA班スタート。2年目となる辻発彦監督は三塁での起用も示唆しており、大ベテランは外野だけでなく内野での練習も行うことになりそうだ。選手兼任コーチではあるものの、まずは選手として結果を残したいところだ。

<A班>
・日程
一次:2月1日〜2月18日(休5日・10日・15日)
二次:2月20日〜2月25日
・場所
2月1日〜2月18日:宮崎県日南市南郷中央公園(宮崎県日南市)
2月20日〜2月25日:高知県立春野総合運動公園(高知県高知市)

<B班>
・日程
2月1日〜2月23日(休5日・10日・15日・19日)
・場所
高知県立春野総合運動公園(高知県高知市)

楽天 近藤ら新人5名が一軍入り

昨シーズンは夏場まで首位を走りながらも失速し3位に終わった楽天。1月4日に亡くなった星野仙一副会長に吉報を届けるためにも、キャンプでソフトバンクら上位チームとの差を埋めていきたいところ。一軍メンバーにはドラフト1位の近藤弘樹をはじめ岩見雅紀(2位)、山崎剛(3位)、渡邊佑樹(4位)寺岡寛治(7位)と5名の新人が抜擢された。大学・社会人(独立リーグ含む)出身の各選手達は即戦力として期待されている分、しっかりとアピールしたい。また、2016年ドラフト1位の藤平尚真も一軍スタート。高卒2年目ながら先発ローテーション入りが期待されており、結果を残したい。

<1軍>
・日程
2月1日〜2月11日 (休5日)
2月13日〜2月23日(休19日)
・場所
2月1日〜2月11日:久米島野球場(沖縄県久米島町)
2月13日〜2月23日:金武町ベースボールスタジアム(沖縄県金武町)

<2軍>
・日程
2月1日〜2月18日
・場所
仲里球場(沖縄県久米島町)

オリックス 田嶋・Kー鈴木ら新人4選手が一軍スタート

1996年以来優勝から遠ざかっているオリックス。昨シーズンからロメロ、マレーロの長距離砲が残留。Tー岡田、吉田正尚らとともに『超重量級』打線を形成する。また、投手陣を見ても平野佳寿がダイヤモンドバックスへと移籍したが、増井浩俊を獲得。大きな戦力ダウンはないだろう。ドラフト1位で即戦力左腕の呼び声高い田嶋大樹、同2位でも社会人出身の即戦力候補・Kー鈴木(鈴木康平)を獲得。エースである金子千尋を筆頭に西勇輝、ディクソン、山岡泰輔と投手陣の陣容も整ってきたといえるだろう。

発表されたキャンプメンバーを見ると田嶋、Kー鈴木そして福田周平(3位)、山足達也(8位)と4人の新人選手が一軍入り。社会人出身の即戦力候補が競争に挑む。

<一軍・二軍共通>
・日程
2月1日〜3月1日(休5日・9日・14日・19日・23日)
・場所
宮崎市清武総合運動公園内SOKKENスタジアム・清武第2野球場(宮崎県宮崎市)

日本ハム 12球団唯一の海外スタート

今年の春季キャンプで12球団唯一、国外でトレーニングを行う日本ハム。アリゾナ州で行われる一軍のメンバーには中田翔、西川遥輝といった主力選手に加え、新人では清宮幸太郎が選ばれた。1月の自主トレ中に右手親指を負傷し練習制限を受けたものの軽傷を強調。大物新人がどのような動きをみせてくれるか注目が集まる。一方でベテランの田中賢介、矢野謙次らは二軍スタート。若手選手達の模範になることも求められる。国内組は時差ぼけなどの影響を受けず、調整を行うことが可能な利点を生かしてトレーニングに励みたい。

<一軍>
・日程
2月1日〜2月14日(休4日・9日)
2月17日〜2月23日(休20日)
・場所
2月1日〜2月14日:ソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック(アメリカ合衆国アリゾナ州)
2月17日〜2月23日
名護市21世紀の森公園(沖縄県名護市)
かいぎんスタジアム国領(沖縄県国頭郡)

<二軍>
・日程
2月1日〜2月23日(休5日・9日・15日・20日)
・場所
かいぎんスタジアム国領

ロッテ 井口新監督のもと『壁』を撤廃

井口資仁新監督となり最下位脱出を狙うロッテ。一軍・二軍の壁を撤廃し競争意識を煽るキャンプを行うことを明言しており、例年とは違った光景が見られるかもしれない。また、一・二軍の壁を壊すのは練習だけではない。宿舎も同じところとなった。これにより選手のみならず首脳陣、スタッフらも含め100人以上が寝食を共にすることになる。コミュニケーションを増やすためのひとつの施策として井口監督が要望したものだ。これらの効果がどれほど出るかはシーズン終了までわからないが、新たな取り組みを行っていく井口新監督の手腕に期待したい。

また、ソフトバンクを戦力外となった大隣憲司の入団テストも予定されている。2016年秋季キャンプでは三家和真、猪本健太郎、柴田講平の3名がテストを受け全員合格。大隣も同様に続きたいところだ。

<一軍・二軍共通>
・日程
2月1日〜2月19日(休5日・9日・14日)
・場所
石垣市中央運動公園野球場(沖縄県石垣市)



【球春到来】セ・リーグ6球団キャンプの見どころは?