優勝チームから多数選出されたゴールデン・グラブ賞|【SPAIA】スパイア

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優勝チームから多数選出されたゴールデン・グラブ賞


2017年ゴールデン・グラブ賞受賞者の顔ぶれ

11月9日、三井ゴールデン・グラブ賞受賞者が発表された。セ・パ両リーグ18名のうち菊池雄星選手(西武)、甲斐拓也選手(ソフトバンク)ら7名が初受賞となっている。(セ・リーグ三塁手の鳥谷敬選手は遊撃手として4度受賞しているため含めない)

セ・リーグに目を向けるとバッテリーがともに読売ジャイアンツから選出された。巨人がバッテリーで同賞を受賞するのは2002年以来15年ぶりのことだ。(投手:桑田真澄選手、捕手:阿部慎之助選手)
また、9ポジション中3分の2にあたる6ポジションが2016年と同じ顔ぶれとなっている。少し気が早いが、2018年はフレッシュなメンバーに期待したい。

パ・リーグは初受賞が過半数を超える5人となった。とくに福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也選手は2010年育成ドラフト6位で入団。2013年オフに支配下登録され2016年シーズンまでは通算15試合の出場に留まっていた。
しかし、2017年シーズンにブレイクし103試合に出場。育成出身の捕手としては同賞初受賞となり、日本シリーズ制覇につぐ、大きなプレゼントとなった。

【2017年三井ゴールデン・グラブ賞】
<セ・リーグ>
投手:菅野智之選手(巨人)2年連続2度目
捕手:小林誠司選手(巨人)初
一塁手:ロペス選手(DeNA)2年連続3度目
二塁手:菊池涼介選手(広島)5年連続5度目
三塁手:鳥谷敬選手(阪神)初※遊撃手で過去4度受賞
遊撃手:坂本勇人選手(巨人)2年連続2度目
外野手:丸佳浩選手(広島)5年連続5度目
外野手:鈴木誠也選手(広島)2年連続2度目
外野手:桑原将志選手(DeNA)初

<パ・リーグ>
投手:菊池雄星選手(西武)初
捕手:甲斐拓也選手(ソフトバンク)初
一塁手:銀次選手(楽天)初
二塁手:鈴木大地選手(ロッテ)初
三塁手:松田宣浩選手(ソフトバンク)5年連続6度目
遊撃手:今宮健太選手(ソフトバンク)5年連続5度目
外野手:秋山翔吾選手(西武)3年連続4度目
外野手:柳田悠岐選手(ソフトバンク)2年ぶり3度目
外野手:西川遥輝選手(日本ハム)初

両リーグともに優勝チームから最多選出

チームごとの選出数を見ると日本一に輝いたソフトバンクが4名と12球団最多。続いてセ・リーグ優勝の広島東洋カープ、巨人が3名で続く。
リーグ優勝を果たした2チームは打撃、投手だけでなく、守備面でも貢献した選手が多かったといえるだろう。

また、ヤクルトは2年連続で選出者が不在。優勝を果たした2015年は中村悠平選手(捕手)、畠山和洋選手(一塁)、川端慎吾選手(三塁)と3名が選出されていた。2018年シーズンは復活に期待したい。

<セ・リーグ>
広島;3名
阪神:1名
DeNA:2名
巨人;3名
中日:0名
ヤクルト:0名

<パ・リーグ>
ソフトバンク:4名
西武:2名
楽天:1名
オリックス:0名
日本ハム:1名
ロッテ:1名

5年連続で同時受賞のソフトバンク三遊間

日本一に輝いたソフトバンクは柳田悠岐選手、デスパイネ選手、内川聖一選手といった強力な攻撃陣。千賀滉大選手、東浜巨選手に代表される先発投手陣。
サファテ選手、岩嵜翔選手らの中継ぎ陣と注目すべき点は多いがそれだけではない。

12球団で最少の38失策を記録した鉄壁の守備も特筆すべき点だ。その中心となるのが、遊撃手の今宮健太選手、三塁手の松田宣浩選手である。明豊高校時代に投手として甲子園を沸かせた今宮選手は2009年ドラフト1位でソフトバンクに入団。
2012年に126試合に出場し一軍に定着すると、翌2013年から遊撃手のレギュラーとなり5年連続で同賞を受賞している。

三塁を守る松田選手は第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表にも選出されている。3年連続20本塁打以上を放つなど打撃型、さらにはムードメーカーとしてのイメージ強いが、守備は堅実。今宮選手と同じく5年連続で同賞を受賞しているのだ。
同一チームの三遊間から5年連続で同賞が選出されるのは史上最長である。どこまで記録が伸びるか2018年シーズンもソフトバンクの三遊間に注目だ。

コンバート初年度で受賞した鳥谷選手と鈴木選手

セ・リーグ三塁は鳥谷選手が受賞した。遊撃手として過去4度受賞しているが三塁手としては初めてのことだ。鳥谷選手は2016年シーズン途中に遊撃手から三塁手へと転向。
2017年はシーズンを通して初めて三塁を守ることとなった。不安もある中で宮﨑敏郎選手(DeNA)と21票差と僅差の末に選出された。(鳥谷選手113票、宮﨑選手92票)

パ・リーグでは鈴木大地選手(ロッテ)が二塁手として同賞を受賞。春季キャンプ前に遊撃手から二塁手へコンバートされた鈴木選手だが、143試合全試合に出場し失策はわずかに5個。コンバート初年度での受賞となっている。
2018年シーズンは三塁に再びコンバートされることが濃厚だが、複数ポジションでの同賞獲得に期待したい。

過去にも石毛宏典選手(元・西武他)、立浪和義選手(元・中日)、宮本慎也選手(元・ヤクルト)らが遊撃手での受賞後にコンバートされ複数ポジションで同賞を獲得した。
各選手ともに歴史に名を刻んだ名プレーヤーとなり現役を引退している。鳥谷選手、鈴木選手も歴代の名選手たちに続きたい。


《関連データ》セ・リーグ、パ・リーグ 個人成績


《関連記事》知る人ぞ知る⁉ゴールデン・グラブ賞未選出の守備の名手たち

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