鮮烈な日本デビューを飾った中日・ビシエド選手|【SPAIA】スパイア

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鮮烈な日本デビューを飾った中日・ビシエド選手


メジャーデビュー1年目から結果を残す

ダヤン・ビシエド選手は2008年にキューバから亡命。同年オフシーズンにシカゴ・ホワイトソックスと4年1000万ドルで契約を果たす。ホワイトソックスは過去に井口資仁選手(現ロッテ)、高津臣吾選手(現ヤクルト二軍監督)らが所属しており日本でも馴染みのあるチームだ。

またキューバ出身のビシエド選手にとって、同郷の「キューバンミサイル」ことアレクセイ・ラミレス選手が在籍したことも心強かった。ラミレス選手は、ビシエド選手が亡命した2008年シーズンからホワイトソックスでプレーしており、1年目から136試合に出場。打率.290(480打数139安打)、21本塁打、77打点の成績を残し新人王投票でも2位に入るなど結果を残していた。

先輩でもあるラミレス選手と同じチームに入ったビシエド選手は、2009年にマイナーリーグ(AA)で130試合に出場し打率.280(504打数141安打)、12本塁打、78打点の成績を残し、期待を持たせてくれた。翌2010年はAAAに昇格し、6月にメジャー昇格を果たすと38試合に出場し打率.308(104打数32安打)、5本塁打、13打点と一定の成績を残している。また、マイナーでは86試合で打率.274(343打数94安打)、20本塁打、47打点をマークしている。

ビシエド選手はメジャー1年目から試合数は少ないものの、結果を残すことに成功している。

メジャー3年目にレギュラー定着するも下位打線

2010年にメジャーデビューを果たしたビシエド選手は、3年目となる2012年にレギュラーへと定着する。中日では一塁を守ることが多いビシエド選手だが、この当時は左翼を守っていた。この年にビシエド選手は147試合に出場。打率.255(505打数129安打)、25本塁打、78打点と結果を残している。

日本では主砲扱いとなるが、ホワイトソックスではこの年25本塁打以上を放った選手がビシエド選手含めて5名(アダム・ダン選手、AJ・ピアジンスキー選手、ポール・コネルコ選手、アレックス・リオス選手)おり、打順は7番、8番を任されることが多かった。

レギュラーに定着したビシエド選手は、2014年までホワイトソックスに在籍。2014年にも21本塁打を放つなど実績を残したが、結局オフシーズンに放出されてしまう。その後トロントブルージェイズとマイナー契約。シーズン中にオークランド・アスレチックス、再びホワイトソックスとマイナー契約するが、再びメジャーでのプレーは叶わなかった。

そのオフにフリーエージェントとなり中日ドラゴンズと契約することになる。

史上初の新外国人選手による開幕3戦連発

2016年シーズン開幕戦で4番一塁としてデビューを果たしたビシエド選手。その開幕戦の第4打席で安打を放つと、最終打席となる第5打席で鶴直人選手(阪神)から来日第1号となるソロ本塁打を開幕戦で見事に放っている。日本デビュー戦を5打数2安打1本塁打1打点の成績で終え、幸先のよいスタートを切った。

圧巻だったのは開幕戦だけではなく3連戦トータルだった。2戦目は3打席連続ヒットを含む1本塁打。3戦目も第1打席で死球を受けるも第2打席で本塁打を放ち、第4打席まで3打席連続安打を達成した。

チームはこの3連戦で1勝2敗と負け越したものの、ビシエド選手は打率.615(13打数8安打)、3本塁打、5打点の成績を残している。メジャーリーグでシーズン20本塁打以上を2度も達成している実力の片鱗を見せてくれた。

新外国人選手が開幕3戦連続本塁打を放ったのは、史上初のできごとでもある。

この活躍でビシエド選手への注目は大きくなり、史上最強助っ人への期待は高まっていた。

好不調の波が激しく安定せず

開幕3連戦で3試合連続本塁打を放ち、絶好のスタートを切ったビシエド選手。4月は打率.347(98打数34安打)、9本塁打、23打点の成績を残し、セリーグの月間MVPを受賞する。来日1年目の外国人野手が初月で月間MVPを獲得したのは、セリーグ史上初のことだった。

しかし、好調は長く続かず5月(打率,260)、6月(打率.184)と調子を落とす。特に6月は23試合に出場したものの、2本塁打となっており、完全なスランプに陥っていた。このまま失速するかに思われたビシエド選手だが、7月に入ると復調。打率.311(90打数28安打)、5本塁打、17打点と調子を取り戻す。キューバ出身らしく夏場に向けて好調の波が戻ってきたようにみえた。

8月に更なる活躍が期待されたが、守備中のアクシデントで足を故障し登録抹消となってしまう。およそ1カ月後の9月中旬に一軍復帰を果たすが、チームもクライマックスシリーズを目指すようなゲーム差ではなかったことから、無理はさせず、代打のみでの出場となった。復帰初打席から2打席連続で死球を受けるなどもあったが、打率.375(8打数3安打)、1本塁打、2打点と結果を残しシーズン終了。

1年目のビシエド遠手は鮮烈な開幕3連戦から、消化不良気味のシーズン終盤となってしまった。

【ビシエド選手・2016年成績】
119試合:打率.274(416打数114安打)、22本塁打、68打点

米国市民権取得手続きで一時離脱

2016年シーズンにまずまずの成績を残し帰国したビシエド選手。1年契約だったことから2017年シーズンの所属チームは不透明だったが、中日と再び契約。日本で2年目のシーズンも中日でプレーすることとなった。

1年目同様に開幕から4番を任されるも、序盤は不調。前年に月間MVPを受賞した4月は打率.223(103打数23安打)、2本塁打、7打点に終わっている。しかし、5月に入るとあたりを取り戻し打率.341(88打数30安打)、8本塁打、25打点と復調。昨年同様に成績の波の荒さが顕著となった。

そのビシエド選手は交流戦終盤から、米国での市民権取得手続きを行うために一時渡米。当初は手続きを済ませて即帰国する予定だった。しかし、手続きがうまく進まず2週間以上も足止めを食らうことになる。休みが長引くとチームに迷惑が掛かると判断したビシエド選手はオールスターゲーム前に来日。後半戦の開幕から試合に出場する意欲を見せた。

日本で暮らす日本人には馴染みの薄い問題ではあるが、キューバ出身のビシエド選手にとって米国での市民権取得は家族を含めて大きな問題だ。プレー面以外の問題をクリアし、チームに貢献してくれることを期待したい。


《関連データ》中日ドラゴンズ 野手データ


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