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ドラフト下位指名から飛躍した選手を振り返る


2016年下位指名の楽天選手は即活躍!

2017年開幕から東北楽天イーグルスは開幕一軍に菅原秀選手、森原康平選手、高梨雄平選手と新人3人が名を連ねた。3人はドラフト上位指名選手ではなくそれぞれ4位(菅原選手)、5位(森原選手)、9位(高梨選手)と中位、下位指名選手達だ。
この3選手は開幕から1カ月足らずでそれぞれ初勝利を挙げチームに貢献。ドラフト時の低評価を覆し、入団1年目の序盤から戦力となった。過去、プロ野球で実績を残した名選手を見渡しても、上位指名だけではなく下位指名の選手も数多く存在している。
実はあのメジャーリーガーも指名順位は低かった。そんな選手達を紹介したい。

現役メジャーリーガー達の指名順位は?

2017年シーズンでメジャー17年目のシーズンを迎えるマイアミ・マーリンズのイチロー選手。メジャー移籍初年度から首位打者、盗塁王、ゴールドグラブ賞、MVPと数々のタイトルを獲得した。
イチロー選手はドラフト時に1位、2位と行った上位指名選手ではなく、愛工大名電高校からドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブへ入団している。
1年目の1992年は前半戦終了間際の7月上旬に一軍デビューを果たし、年間を通じ40試合に出場。打率.253、0本塁打の成績だった。2年目(1993年)も1年目と同じような成績に終わったが3年目(1994年)は開幕からヒットを量産。日本プロ野球史上最多となる210安打を記録し一躍大スターとなった。
その後は日本で7年連続首位打者を獲得し、メジャーリーグへと活躍の舞台を移している。
ヒューストン・アストロズで活躍する青木宣親選手も、ドラフト時の評価は高くなかった。早稲田大学では鳥谷敬選手(阪神)、比嘉寿光選手(元広島)、由田慎太郎選手(元オリックス)らと同期でもあり鳥谷選手の評価が最も高かった。
青木選手は2003年のドラフト会議でヤクルトスワローズから4巡目指名を受け入団。大卒の外野手である。しかし、1年目(2004年)からイースタンリーグで首位打者を獲得する。2年目(2005年)にレギュラーを獲得すると打率.344と首位打者を獲得。2010年まで6年連続3割を達成し、3回の首位打者を獲得するなど実績を残し、メジャーリーグへと飛び立った。
岩隈久志選手(マリナーズ)も1999年ドラフト5位で近鉄バファローズへ入団したが、下位指名だった。
一方、上原浩治選手(カブス)は1998年のドラフト1位(逆指名)、前田健太選手(ドジャース)は2006年高校生ドラフト1巡目と上位指名選手だった。彼らは当初からの期待通りに活躍している。指名順位だけではその後の実力を計り知ることはできないということだろう。

ミスタータイガースもドラフト6位だった

「ミスタータイガース」と呼ばれ、阪神タイガースの4番として長らくチームを支えた掛布雅之選手。1980年代の阪神を引っ張り、ライバル球団のエース、そして同い年の江川卓選手(巨人)とは名勝負を繰り広げ、ファンを魅了した。
その掛布選手は1973年ドラフト会議で阪神から6位指名を受け、習志野高校からプロ入りを果たす。将来の4番もドラフト時は6位指名と評価はそう高くなかった。「5年後の1978年にドラフト1位指名で阪神へ入団し、小林繁選手とのトレードで巨人へと移籍した江川選手の報道」とは比べものにならないほど扱いは小さかった。
しかし、2年目に11本塁打を放ち二ケタ本塁打をマーク。その後も順調に本塁打数を伸ばし、江川選手が入団した1979年には48本塁打で初の本塁王に輝いている。高校時代に「怪物」と呼ばれていた男を待っていた、かのように掛布選手は覚醒する。
このころから田淵幸一選手の後を受け継ぎ「ミスタータイガース」と呼ばれるようになっていた。その後も、1985年の球団初となる日本一時も自身2度目の40本塁打を放っている。
このように掛布選手はドラフト6位から本塁打王を獲得しチームの象徴となった。2017年現在は阪神の二軍監督として次代の「ミスタータイガース」育成に励んでいる。

広島の下位指名は名選手の宝庫?

1988年のドラフト会議で広島東洋カープは1位指名で野村謙二郎選手を指名。選手としては名球会入りを果たし、トリプルスリーも達成するなど偉大な選手として活躍している。また、現役引退後には監督として、2013年に球団史上初のクライマックスシリーズ進出へと導いている。
その野村選手と同じ年のドラフト5位で入団したのが江藤智選手だった。高校時代は、強打の捕手として活躍していた江藤選手は、プロ入り後に内野手へコンバートされ、5年目(1993年)には本塁打王を獲得。2年後の1995年にも本塁打王、打点王に輝きリーグを代表するスラッガーへと成長した。FAで巨人に入団。その後、西武へ移籍し、通算364本塁打を放っている。
1989年ドラフトでは前田智徳選手(元広島)、1991年4位で金本知憲選手(現阪神監督)、1998年6位で新井貴浩選手と下位指名で名球会入りを果たした選手を指名。スカウティング力の高さを見せている。広島の下位指名は今後も好選手の宝庫となるかもしれない。

2008年の日本ハム下位指名もスゴイ!

2016年シーズンに10年ぶりの日本一となった北海道日本ハムファイターズ。陽岱鋼選手(2005年)、中田翔選手(2007年)、大谷翔平選手(2012年)、有原航平選手とドラフト1位選手(2014年)の活躍が目立っていた。しかし、彼らだけではない。それ以上にある年度のドラフト下位指名であった選手たちが大きな活躍を見せたのだ。それは、2008年のドラフト指名選手だ。
2008年のドラフト会議では1位で大野奨太選手を獲得。その後、5位・中島卓也選手、6位・杉谷拳士選手、7位・谷元圭介選手と主力選手を軒並み下位で指名。8年の間に3選手とも戦力となり、日本一へ大きな貢献を果たしている。
このように、ドラフト1位、下位指名関係なく、うまく成長し、いい意味で実力が化けることで、チームの実力が底上げされ、リーグ優勝、日本一への扉が開かれる。
ドラフト会議においては甲子園のスター、大学野球のアイドルが注目を浴びる。そういった選手達は毎年、上位候補となり1位、2位で指名されていく。しかし、ドラフト会議の本当の楽しみは目玉選手の獲得が終わった後に指名されていく隠れた「金の卵」達にあるかもしれない。
ドラフト会議で指名された選手たちのいわゆる「結果」がわかるのは10年、20年後ではある。目立つ選手以外にも、下位指名選手達を時間をかけ追いかけてみるのはどうだろうか。これも、プロ野球の楽しみ方の一つである。

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