今オフ4人目の投手補強
ソフトバンクは16日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人へ移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償として、伊藤優輔投手(28)の獲得を発表した。背番号は「42」。
伊藤は小山台高から中央大、社会人・三菱パワーを経て2020年ドラフト4位で巨人に入団。1年目の2021年11月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、育成契約となったが、昨年7月に支配下へ復帰した。
するとプロ初登板を含め中継ぎとして8試合に登板、8.2イニングを投げ、1ホールド、防御率1.04の成績を残した。また、二軍では主に抑えとして40試合に登板し、4勝0敗、14セーブ、防御率1.29と安定感抜群の投球を見せていた。
伊藤は巨人を通じて「4年間という短い間ではありましたが、約2年をリハビリに費やし、本当にたくさんの方々に支えられて去年初めて一軍で投げることができました。今年はさらに飛躍できる年にしようと思っていた矢先の出来事だったので少し驚いてはいるのですが、この4年間のジャイアンツでの経験を糧にしてソフトバンクホークスで活躍し、日本シリーズでジャイアンツと戦えるように頑張っていきたいと思います」とコメントした。
ソフトバンクは今オフ、石川柊太がFAでロッテへ移籍した一方、元日本ハムの上沢直之、現役ドラフトで上茶谷大河、トレードで浜口遥大を相次いで獲得。伊藤で4人目の投手補強となり、リーグ連覇へ向け、投手陣のさらなる底上げに力を注いでいる。
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