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巨人のプロテクト28人を独自予想 FA移籍の甲斐拓也の人的補償としてソフトバンクが狙うのは?

2024 12/21 06:30SPAIA編集部
巨人へのFA移籍が決まった甲斐拓也
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ⒸSPAIA

投手は先発、若手中心にプロテクト

巨人はソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使していた甲斐拓也捕手(32)と契約合意したと17日に発表。甲斐はソフトバンクの年俸上位10位以内に入っているBランクの選手とみられるため、ソフトバンクは巨人に対し金銭のみの補償(旧年俸の60%)、もしくは人的補償+金銭補償(旧年俸の40%)を要求することができる。

今回は、ソフトバンクが人的補償を要求した場合の巨人のプロテクトリストを予想してみたい。巨人は今秋のドラフトで指名した新人選手と外国人選手を除いた支配下選手の中から28人までプロテクトすることができる(育成選手は補償対象外)。ポジションごとに誰をプロテクトするのかSPAIA編集部が独自に予想した。

まずは投手。先発ではエースの戸郷翔征に2年連続2ケタ勝利を挙げた山﨑伊織、今季躍進した井上温大の3人は確実。さらに来季先発ローテ入りが期待される大卒3年目の赤星優志、横川凱、堀田賢慎に、ルーキーの森田駿哉と又木鉄平を加えた計8人をプロテクトした。

リリーフは7人。今季29セーブを挙げた大勢、50試合以上に登板した高梨雄平と船迫大雅、来季先発転向も視野に入れる西舘勇陽は確定。そこに今季ブルペンを支えた泉圭輔と平内龍太、20歳で伸び盛りの京本眞も加えた。

今季活躍を見せた投手を中心に若手有望株もリストに入れた影響で、プロ10年間で通算271登板の中川皓太や高卒13年目の今村信貴ら実績ある選手が漏れる形に。大卒3年目の田中千晴や大江竜聖らもリスト外となった。

【投手】15人
大勢、西舘勇陽、山﨑伊織、戸郷翔征、赤星優志、又木鉄平、森田駿哉、高梨雄平、船迫大雅、横川凱、泉圭輔、平内龍太、堀田賢慎、井上温大、京本眞

野手もベテランより若手を優先的にプロテクト

捕手は岸田行倫と大城卓三の主戦捕手2人に加えて、高卒5年目の若手捕手・山瀬慎之助の3人をプロテクト。巨人は過去に内海哲也、長野久義ら実績あるベテランも容赦なくリスト外にしていた前例がある。そのため、甲斐拓也の加入により、出場機会が激減することが予想されるベテランの小林誠司はリストから外した。

【捕手】3人
大城卓三、岸田行倫、山瀬慎之助


内野手は吉川尚輝、門脇誠、坂本勇人、岡本和真のレギュラー4人に加えて、将来の主軸として期待の秋広優人と中山礼都の2人をプロテクト。ルーキーの泉口友汰やユーティリティープレーヤーの増田大輝らがリスト外となった。

【内野手】6人
吉川尚輝、門脇誠、坂本勇人、岡本和真、中山礼都、秋広優人


最後に外野手。138試合出場の丸佳浩に、若手スラッガーの浅野翔吾と萩尾匡也はプロテクト確実だろう。自身最多68試合に出場し、攻守にわたってリーグ優勝に貢献したオコエ瑠偉もリストに残した。ベテランの長野久義やルーキーの佐々木俊輔らが漏れる形となった。

【外野手】4人
丸佳浩、萩尾匡也、オコエ瑠偉、浅野翔吾


今回の予想でプロテクト漏れとなった選手は以下の通り。

【投手】9人
今村信貴、高橋礼、近藤大亮、馬場皐輔、中川皓太、田中瑛斗、田中千晴、伊藤優輔、大江竜聖

【捕手】3人
小林誠司、郡拓也、喜多隆介

【内野手】4人
湯浅大、増田大輝、泉口友汰、増田陸

【外野手】5人
長野久義、岡田悠希、重信慎之介、佐々木俊輔、若林楽人

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