投手は先発、若手中心にプロテクト
巨人はソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使していた甲斐拓也捕手(32)と契約合意したと17日に発表。甲斐はソフトバンクの年俸上位10位以内に入っているBランクの選手とみられるため、ソフトバンクは巨人に対し金銭のみの補償(旧年俸の60%)、もしくは人的補償+金銭補償(旧年俸の40%)を要求することができる。
今回は、ソフトバンクが人的補償を要求した場合の巨人のプロテクトリストを予想してみたい。巨人は今秋のドラフトで指名した新人選手と外国人選手を除いた支配下選手の中から28人までプロテクトすることができる(育成選手は補償対象外)。ポジションごとに誰をプロテクトするのかSPAIA編集部が独自に予想した。
まずは投手。先発ではエースの戸郷翔征に2年連続2ケタ勝利を挙げた山﨑伊織、今季躍進した井上温大の3人は確実。さらに来季先発ローテ入りが期待される大卒3年目の赤星優志、横川凱、堀田賢慎に、ルーキーの森田駿哉と又木鉄平を加えた計8人をプロテクトした。
リリーフは7人。今季29セーブを挙げた大勢、50試合以上に登板した高梨雄平と船迫大雅、来季先発転向も視野に入れる西舘勇陽は確定。そこに今季ブルペンを支えた泉圭輔と平内龍太、20歳で伸び盛りの京本眞も加えた。
今季活躍を見せた投手を中心に若手有望株もリストに入れた影響で、プロ10年間で通算271登板の中川皓太や高卒13年目の今村信貴ら実績ある選手が漏れる形に。大卒3年目の田中千晴や大江竜聖らもリスト外となった。
【投手】15人
大勢、西舘勇陽、山﨑伊織、戸郷翔征、赤星優志、又木鉄平、森田駿哉、高梨雄平、船迫大雅、横川凱、泉圭輔、平内龍太、堀田賢慎、井上温大、京本眞