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中日ドラゴンズ2025年新加入選手と退団選手 現ドラで伊藤茉央を獲得するなど課題の投手補強に成功

2025 1/10 06:30SPAIA編集部
伊藤茉央,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

新指揮官のもと、3年連続最下位からの逆襲へ

2024年は2年連続最下位からの巻き返しを目指した中日だったが、最終的には60勝75敗8分け、勝率.444で、球団ワーストを更新する3年連続の6位に沈んだ。3年間指揮を執った立浪和義監督は成績不振の責任を取り辞任。2025年シーズンは井上一樹新体制で再スタートを切る。

このオフは左腕エースの小笠原慎之介がポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を表明。また、絶対的守護神のライデル・マルティネスが巨人へ移籍し、戦力低下が懸念される中、補強に関してはここまで目立った動きがないのが現状だ。

1月9日時点で発表されている新加入選手は以下の通り。

【外国人】
カイル・マラー投手(27)アスレチックス
ジェイソン・ボスラー内野手(31)マリナーズ
ランディ・マルティネス投手(21)※育成契約

【現役ドラフト】
伊藤茉央投手(24)楽天

【他球団戦力外・自由契約】
三浦瑞樹投手(25)ソフトバンク ※育成契約

【ドラフト】
1位:金丸夢斗投手(21)関西大
2位:吉田聖弥投手(22)西濃運輸
3位:森駿太内野手(18)桐光学園高
4位:石伊雄太捕手(24)日本生命
5位:高橋幸佑投手(18)北照高
6位:有馬恵叶投手(18)聖カタリナ学園高
育成1位:中村奈一輝内野手(18)宮崎商業高
育成2位:井上剣也投手(18)鹿児島実業高

新外国人選手はここまで3人を獲得している。先発候補として期待されるカイル・マラーは身長201センチの大型左腕で、昨季は中継ぎとして21試合に登板して0勝1敗、防御率4.01をマーク。2021年のメジャーデビュー以降、4年連続でMLBのマウンドに上がり、通算54試合で4勝11敗、防御率5.90の成績を残している。

ジェイソン・ボスラーは昨季3Aで打率.303、31本塁打を記録した左の強打者。メジャー通算では107試合で10本塁打を放っており、一塁と外野を守れる主砲候補として期待がかかる。ランディ・マルティネスはキューバ出身の21歳左腕で、昨季は国内リーグで先発14試合を含め計20試合に登板して6勝2敗、防御率3.87をマーク。将来性に期待しての獲得となった。

助っ人補強以外ではソフトバンクを戦力外となった三浦瑞樹投手と育成契約を結んだのみ。ただ、昨秋のドラフトでは4球団競合となった関西大・金丸夢斗投手の獲得に成功。2位指名した西濃運輸・吉田聖弥投手も含め、課題だった先発投手陣に即戦力左腕が2枚加わった。

また、第3回現役ドラフトでは楽天から伊藤茉央を獲得。昨季は二軍で41試合に登板し、防御率2.64と安定した成績を残した一方、一軍では6登板、防御率7.94と不完全燃焼に終わった。第2回でヤクルトから加入した梅野雄吾とともにブルペンの一角を担う活躍が期待される。

守護神マルティネスが巨人、福谷浩司はFAで日本ハムへ

一方、退団選手は以下の通りとなっている。

【FA移籍】
福谷浩司投手(34)日本ハム

【外国人】
ライデル・マルティネス投手(28)巨人
マイケル・フェリス投手(31)
フランク・アルバレス投手(25)
ダヤン・ビシエド内野手(35)
アレックス・ディカーソン外野手(34)

【現役ドラフト】
石垣雅海内野手(26)ロッテ

【引退】
田島慎二投手(35)中日二軍投手コーチ
砂田毅樹投手(29)
加藤翔平外野手(33)

【戦力外】
石森大誠投手(27)
福島章太投手(22)ショウワコーポレーション
上田洸太朗投手(22)
竹内龍臣投手(23)
加藤翼投手(22)
垣越建伸投手(24)
中島宏之内野手(42)
三好大倫外野手(27)

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