セ界を牽引する2人の和製大砲が契約更改
12月に入り、プロ野球界は本格的なオフモードへ。主力選手の契約更改の話題も徐々に増えてきた。
2日にはヤクルトの主砲・村上宗隆が契約を更改。来季が3年契約の最終年で、オフにはポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦も内諾済み。改めて「日本でやる最後のシーズン」と明言したうえで、チームを優勝に導くことと、個人としてもそれに恥じぬ成績を残す意気込みを口にした。
村上は2000年2月2日生まれ、24歳の内野手。九州学院高から2017年のドラフト1位でヤクルトに入団すると、2年目の2019年から143試合に出場して36本塁打を放つなどレギュラーに定着。2020年に自身初タイトルとなる最高出塁率(.427)を獲得すると、2022年には打率.318、本塁打56、打点134でプロ野球史上最年少の三冠王として歴史に名を刻んだ。
今季も33本塁打と86打点でセ・リーグ二冠を達成。「ラストシーズン」の覚悟で臨む2025年は今季以上の成績を残し、再び三冠王を獲得するような大暴れに期待がかかる。
また、その翌日には巨人の主砲・岡本和真が契約を更改した。今季は全143試合に出場してチームの4年ぶりリーグ制覇に貢献したが、獲得タイトルはなし。個人成績の面での悔しさを挙げながら、来季の巻き返しに燃える。
岡本は1996年6月30日生まれ、28歳の内野手。智弁学園高から2014年のドラフト1位で巨人に入団すると、レギュラーに定着した2018年から昨季まで6年連続でシーズン30本塁打をクリアするなど、球界を代表する和製大砲へと成長を遂げた。
こちらは村上のような“明言”こそ避けたものの、かねてから意識するメジャーの舞台について「憧れ」「目標にしている場所」とコメント。具体的なビジョンについては語られなかったが、村上同様に来オフのメジャー挑戦があっても不思議はない。