戦略コーチ新設、新任コーチに嶋村一輝氏と川島慶三氏
リーグ4連覇と日本一奪還を目指した2024年シーズンのオリックスだったが、今季は63勝77敗3分の5位に終わった。シーズン終了後にはチームを指揮した中嶋聡監督が退任を発表。投手コーチを務めていた岸田護氏が新たに監督に就任した。
ここではBクラスからの逆襲に向けて戦う岸田新体制のコーチングスタッフを紹介する。2025年度の一軍コーチは以下の通り。
岸田護新監督は大阪府吹田市の出身。地元・大阪の履正社高から東北福祉大、社会人のNTT西日本を経て2005年の大学・社会人ドラフト3巡目でオリックスに入団すると、2019年の現役引退までオリックスひと筋でプレー。通算433試合に登板して44勝30敗、63セーブ・63ホールドで防御率2.99の成績を残した。
引退した2020年から投手コーチを務め、来季からは監督へ。1981年生まれは12球団の監督の中で最年少だ。この秋からすでに宮崎・フェニックスリーグへ出向いてベンチに入り采配をふるうなど、指揮官自ら率先して来季に向けた準備を進めている。
また、新任コーチとして今季限りで現役を引退した比嘉幹貴が一軍投手コーチに就任。加えて今季はコーチ兼任の形でプレーしていた安達了一がそのまま一軍内野守備・走塁コーチに就任した。
その他、一軍打撃コーチはともに新任となる嶋村一輝氏と川島慶三氏の2名体制で臨むことが決定。さらに今季までバッテリーコーチを務めていた齋藤俊雄氏が新設された戦略コーチに就任している。