二軍で12登板、防御率1.94の好成績で一軍初登板へ
ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・前田悠伍が10月1日のオリックス戦(みずほPayPay)でプロ初登板初先発する。
大阪桐蔭高から入団した左腕は、春季キャンプから球団の特別育成プログラムに沿って体の土台作りから取り組んできた。二軍のウェスタン・リーグでは、ここまで12試合に登板して4勝1敗1セーブを記録。計65イニングを投げて防御率1.94の好成績を残している。
直近では9月20日のくふうハヤテ戦(タマスタ筑後)に先発し、7.2回89球を投げて6安打7奪三振無四球1失点の快投を見せていた。そこから中10日で初の一軍マウンドに上がる。
高卒1年目でプロ初勝利となれば、球団では2012年の武田翔太以来12年ぶりとなる。2日前には同姓の2年目左腕・前田純がプロ初先発初勝利を挙げた。未来のエース候補もこれに続くことができるか注目だ。
約1カ月半ぶりの白星目指す田嶋大樹
一方、オリックスの先発は田嶋大樹。今季はここまで20試合に先発して6勝8敗、防御率3.36をマークし、QSは10度記録している。前回登板した20日のソフトバンク戦(みずほPayPay)では、7回100球5安打2失点と好投するも味方の援護なく黒星を喫し、自身4連敗となった。そこから中10日で今日の登板を迎える。
ソフトバンク戦には今季5試合に登板し、1勝3敗ながら、防御率2.53、4QSと好投を見せている。被打率も.211に抑えている中、中村晃に9打数3安打、正木智也に8打数3安打1本塁打と打たれているだけに要警戒だ。
今日が今シーズンラスト登板となる予定の左腕。8月12日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、白星から遠ざかっている中、約1カ月半ぶりの勝利を手にし、気持ちよくシーズンを終えたいところだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
楽天・岸孝之-ロッテ・佐々木朗希(楽天モバイル)
西武・今井達也-日本ハム・D.バーヘイゲン(ベルーナドーム)
【セ・リーグ】
DeNA・A.ジャクソン-広島・森翔平(横浜)
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