4戦4勝の髙橋遥人は3年ぶり巨人戦
甲子園で行われる阪神vs巨人の天王山第2戦。先勝して1ゲーム差に迫った阪神は髙橋遥人が先発する。
左肘のトミー・ジョン手術を乗り越えて復活した今季は8月11日の広島戦(京セラドーム大阪)で1025日ぶりの勝利を挙げ、その後4戦4勝。防御率1.52をマークしている。
巨人戦は2021年11月6日のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦(甲子園)以来3年ぶり。6回6安打3失点で黒星を喫したマウンドのリベンジを期す。
左腕のゆったりしたフォームから投げ込むストレートは平均145.3キロ。球持ちがいいためスピード以上に速く見え、ツーシームやスライダー、カットボールも駆使してバットの芯を外す。
ケガに泣かされてきたためプロ7年目でまだ通算18勝だが、そのポテンシャルは誰もが高く評価する。巨人相手の大一番を迎え、今こそ実力を最大限に発揮する時だ。
逆転優勝のためには勝つしかない戦い。髙橋が虎党で埋まる甲子園でチームを“アレンパ”に導くか。
6勝4敗、防御率3.01のグリフィン
一方、菅野智之で初戦を落とした巨人はグリフィンが先発する。来日2年目の今季は18試合で6勝4敗、防御率3.01とまずまずの成績。特に最近5試合は全てクオリティスタート(6回以上自責点3以内)と安定感を増している。
190センチの長身から投げ下ろす平均146.2キロのストレートとカットボール、スライダー、フォーク、カーブ、ツーシーム、チェンジアップと多彩な変化球を駆使。コーナーに投げ分けながらマイペースに持ち込みたい。
ただ、阪神戦は3試合で1勝1敗、防御率5.65。7月31日は4回4失点、8月13日は4回5失点と打たれている。まずは5回を投げ切って試合を作ることが最低限の仕事だろう。
巨人は連敗しても8毛差で首位をキープするとはいえ、心理的プレッシャーを考えると2戦目は落とせない。今日は継投必至なだけに、グリフィンが何回まで持つかが大きなカギを握りそうだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・東克樹-ヤクルト・小川泰弘(横浜)
中日・松木平優太-広島・森翔平(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
西武・武内夏暉-日本ハム・山﨑福也(ベルーナドーム)
ロッテ・唐川侑己-楽天・岸孝之(ZOZOマリン)
オリックス・才木海翔-ソフトバンク・石川柊太(京セラドーム大阪)
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