西武・今井達也が8回1失点力投で8勝目
9月15日、ベルーナドームで行われた西武-ロッテの20回戦は、ロッテ先発の佐々木朗希から序盤に3点を奪った西武が7-1で快勝。今季限りでの現役引退を表明した金子侑司の引退試合を白星で飾った。
SPAIAでは1試合で最も活躍し、勝利に貢献した選手「Player of the Game(POTG)」をWPA(勝利確率)をもとに選定。この試合では+31.6%のWPAをマークした西武の今井達也がPOTGに輝いた。
今井達也と佐々木朗希の剛腕投手対決となったこの試合。序盤に野村大樹と西川愛也のタイムリーなどで3点を奪った西武が終始試合を優位に進めた。投げては今井達也が今季2戦2敗、防御率6.30と苦手としているロッテ相手に、8回128球を投げて5安打12奪三振1失点の力投で今季8勝目。WPAも+31.6%を稼ぎ、勝利の立役者となった。
2位は+12.7%で西武の4番・佐藤龍世。今季6号ソロを含め2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。3位は2回に先制のタイムリー内野安打を放った西武の野村大樹で+10.2%だった。
※WPA(Win Probability Added)
その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかによって貢献度を表す指標。
勝利確率とは特定の試合状況(イニング、点差、アウトカウント、走者状況)においてチームが勝利する確率を、過去の試合データから算出したもの。試合開始時点では両チームともに50%の勝利確率が見込まれ、試合の進行とともにリードを奪っているチームの勝利確率が100%に近付いていく。
この勝利確率を利用し、1つ1つのプレーによる勝利確率の増減を選手ごとに合計することで、WPAは算出される。
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