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オリックス比嘉幹貴が今季限りで現役引退「優勝パレードの景色、一生忘れません。バファローズに入れて良かった」

2024 9/15 11:42SPAIA編集部
オリックス・比嘉幹貴
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ⒸSPAIA

チーム一筋15年目の変則右腕も引退表明、T-岡田、安達に次ぎ3人目

オリックスは15日、比嘉幹貴投手(41)が今季限りで現役引退することを発表した。

沖縄県出身でコザ高から国際武道大、日立製作所を経て2009年ドラフト2位でオリックスに入団。変則的なサイドスロー右腕は、ルーキーイヤーから24試合に登板して防御率1.25をマーク。2014年には自身最多の62試合に登板し、ブルペンの柱として2021年からのリーグ3連覇にも貢献した。

ここまで中継ぎ一筋で417試合に登板し、26勝11敗3セーブ、93ホールド、防御率2.65をマーク。15年目の今季は4試合の登板で防御率0.00の成績を残していた。

オリックスではすでに安達了一とT-岡田が今季限りでの現役引退を表明。長年チームを支えてきたベテランがまた一人、ユニフォームを脱ぐ。

○比嘉幹貴投手コメント全文
「今シーズンをもちまして現役を引退させていただきます。入団した当初は、この年齢までユニフォームを着て戦えるとは思っていませんでした。振り返ると15年間のプロ野球生活でしたが、毎年のようにケガをしたり上手くいかない事が多く、つらい時間が長かったです。

そんな中、監督、コーチ、球団スタッフ、トレーナーチームをはじめ周囲の皆さんの多大なお力添えをいただけたことで、ここまでプレーすることができました。心より感謝しております。野球を教えてくれた父、どんな時も見守ってくれた母、文句一つ言わず野球中心の生活をさせてくれた妻、息子達。家族の支えで今があります。ありがとう。

ファンの皆さん、私は京セラドーム大阪のマウンドが大好きです。マウンド上でいただいた、あたたかい声援は、いつも背中を押してくれました。大きなパワーをもらいました。嬉しかったです。2014年に優勝することができず、チームとして本当に苦しい時期が長くありました。どんな時でも声援を送り続けてくださり、やっと優勝できた時に、ファンの皆さんと喜びを分かち合えたときは、幸福感でいっぱいでした。御堂筋での優勝パレードの景色、一生忘れません。

色々なことがあったプロ野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本当に幸せ者です。オリックス・バファローズに入れて良かったです。球団からは記者会見や引退セレモニーの打診もいただきましたし、本来であれば、皆様の前で直接お伝えすべきところではありますが、私自身、そういったことが本当に苦手な性分であり、こうして球団や報道を通じてのご挨拶となりますことをお許しください。15年間、本当にありがとうございました」

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