山本は一軍再昇格、佐藤は支配下登録アピール
プロ野球の2024年度スカパー!ファーム月間MVP賞が11日発表され、8月度はイースタン・リーグがロッテ山本大斗外野手(22)、ウエスタン・リーグはソフトバンク佐藤航太外野手(20)が選ばれた。
山本大斗は開星高から育成3位で入団して4年目。8月はイースタン14試合に出場し、打率.415(リーグ2位)、22安打(リーグ3位タイ)、4本塁打(リーグ1位タイ)、長打率.792(リーグ1位)をマークした。
8月11日のオイシックス新潟戦では2打席連続本塁打を含む3安打3打点の活躍。8月終了時点でリーグトップの15本塁打、58打点を記録する自慢の打撃力を発揮した。
「8月は自分がやろうとしてきたことを打席で体現して理想としている形で打てる事が多かったと思います。それが結果につながったと思います。長打も多く自分の持ち味を発揮できたと思います。受賞できて本当に嬉しいです。これからも今の状態を維持、さらによくして頑張ります」とコメント。8月は一軍で3試合に出場して11打数1安打に終わり二軍に逆戻りしたが、一軍で活躍する日が待たれる。
佐藤航太は八戸学院光星高から育成11位で入団して2年目。8月8日の中日戦で今季初めて二軍公式戦に出場すると、7試合で複数安打、3試合で猛打賞を記録するなど、リーグトップの打率.382をマークした。同じくリーグトップの12得点も記録し、リードオフマンとしてチームの月間勝ち越しに大きく貢献した。
「初めての受賞で本当に嬉しく思っています。二軍に参加させてもらってからは、多少結果を出せたもののバントなど打撃の小技や守備での課題に気づきました。今後もまだまだ課題は出ると思いますが、ひとつひとつ克服して成長していきたいです。8月だけではなくこれからも活躍するために、自分の実力をしっかり発揮できるように練習に取り組みたいと思います」とコメント。支配下登録へのアピールが続く。
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