二軍で4勝2敗、防御率2.59の根尾昂
中日・根尾昂が4日の中日戦(マツダスタジアム)に今季初先発する。
今季一軍では2試合に登板したのみだが、二軍では11試合で4勝2敗、防御率2.59とまずまずの成績。直近では7月26日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で6回で100球を投げて5安打無失点と好投した。
一軍での2試合のうち1試合はマツダでの広島戦。宇草孔基と小園海斗は四球で歩かせたが、菊池涼介と久保修は三振に斬って取り、奪三振率と与四球率ともに27.00という成績が残っている。
振り返れば、2022年5月21日のプロ初登板もマツダでの広島戦。当時は控え野手としてベンチ入りしており、8回に6番手として登板すると1回1安打無失点に抑えた。9回はそのまま打席に入り、一ゴロに倒れたものの「二刀流」としてデビューを飾った。
あれから2年が経ったが、いまだ勝ち星なし。2018年ドラフト1位で4球団競合した頃、現在の姿を誰が想像しただろうか。
回り道した天才プレーヤーは思い出深いマツダスタジアムでプロ初勝利を上げるか。24歳の成長した姿が楽しみだ。
4勝6敗、防御率3.07の九里亜蓮
一方、広島の先発は九里亜蓮。今季は15試合で4勝6敗、防御率3.07の成績を残している。
6月は3戦3勝、防御率0.39と絶好調だったが、7月は3戦2敗、防御率7.24と疲れが見えている。ハーラートップの床田寛樹、防御率トップの大瀬良大地、8勝を挙げている森下暢仁とともに「先発4本柱」の一角として存在感を示したい一戦だ。
中日戦は3試合に登板して0勝2敗と勝ち星には恵まれていないが、防御率0.86と相性は良い。今日も多彩な変化球を駆使して凡打の山を築かせたい。
混戦のセ・リーグから抜け出すためには負けられない一戦。九里の右腕にかかる期待は大きい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・菅野智之-ヤクルト・石川雅規(東京ドーム)
DeNA・A.ケイ-阪神・西勇輝(横浜)
【パ・リーグ】
西武・菅井信也-楽天・津留﨑大成(ベルーナドーム)
オリックス・曽谷龍平-ロッテ・種市篤暉(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・大関友久-日本ハム・伊藤大海(みずほPayPay)
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