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パ・リーグ球団別週間MVP 日本ハム松本剛がリーグ1位、ソフトバンク正木、ロッテ佐藤都が打撃開眼

2024 7/30 06:05SPAIA編集部
パ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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松本剛がwRAA2.3でリーグトップ

プロ野球は後半戦がスタート。パ・リーグではソフトバンクがオリックス相手に3連勝を飾り、貯金は今季最多タイの29に。4年ぶりのペナント制覇へ着実に歩を進めている。逆にオリックスは都合7連敗となり、借金は8にまで膨らんだ。

SPAIAでは7月26日から28日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

パ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


日本ハムの松本剛がリーグトップとなるwRAA2.3をマークした。26日の西武戦で今月初のマルチ安打を記録するなど全3試合にスタメン出場し、11打数5安打の打率.455、OPS1.136と打棒が爆発した。

オールスター前まで7月は13試合でわずか2安打と極度の不振に陥っていたが、16日ぶりのヒットでスイッチオン。3試合で5安打と完全復調をアピールした。ここから安打製造機の本領発揮なるか注目だ。

正木智也が2年ぶりアーチ、5年目にして打撃開眼の佐藤都志也

首位独走のソフトバンクでは、正木智也がwRAA2.2で2週連続チームトップだった。26日のオリックス戦で2年ぶりとなる一発を放つなど、3試合にスタメン出場し、9打数3安打の打率.333、1本塁打、2打点をマーク。これで15日から9試合連続安打と好調な24歳が定位置確保へアピールを続けている。

2位のロッテでは佐藤都志也がチームトップのwRAA1.8を記録。26日の楽天戦で今月7度目の複数安打を放つなど10打数4安打の打率.400、出塁率.571をマークし、シーズン打率も3割に乗せた。初出場した球宴でも第2戦で1試合5安打を記録し、MVPを獲得。5年目にして打撃開眼の強打の捕手が打線をけん引している。

1勝2敗だった楽天では、辰己涼介がwRAA1.7でチームトップだった。28日のロッテ戦では、サヨナラタイムリーを含む3安打猛打賞の活躍で後半戦初白星の立役者に。3試合で13打数4安打の打率.308、1本塁打、4打点をマークし、打線の主軸としての役割をきっちり果たしている。

外崎修汰が勝負強さ発揮、セデーニョが今季初猛打賞

最下位の西武では、外崎修汰がチームトップのwRAA1.0をマーク。26日の日本ハム戦で9回二死の土壇場で同点打を放ち、翌日の同戦でもタイムリーを含む2安打で勝利に貢献するなど勝負強さを発揮した。選手会長としてまだまだ上位進出を諦めるわけにはいかない中、バットでチームをけん引している。

7連敗と元気のないオリックスでは、セデーニョがwRAA0.8でチームトップだった。26日に再昇格した助っ人大砲は、同日のソフトバンク戦で復帰後初安打を放つと、28日の同戦では今季初の猛打賞も記録。低調な打線の中で一人気を吐いていた。

今週からはいよいよ夏本番の8月へ突入、夏男たちが活躍する季節がやってくる。猛暑に加え、6連戦が続く過密日程の中、週間MVPを獲得した選手たちが引き続き躍動するのか注目だ。

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