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横浜DeNAベイスターズ2024年期待の若手&キャンプ注目選手 森敬斗&林琢真の正遊撃手バトル

2024 1/30 06:00SPAIA編集部
DeNAの森敬斗と林琢真,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

26年ぶり優勝へ足りないピース

2023年は3位だったDeNA。2年連続となるAクラスには入ったものの、優勝した阪神には12ゲームもの大差をつけられた。三浦大輔政権4年目となる今季、1998年以来26年ぶりのペナント制覇を成し遂げるためには、若手の底上げが不可欠だ。2月1日から始まる春季キャンプで注目したい選手を紹介する。

DeNAは昨季、東克樹の最多勝と最高勝率、宮﨑敏郎の首位打者などリーグ最多となる投打6部門でタイトルを獲得し、充実の戦力を誇る。特に野手陣は牧秀悟、佐野恵太、宮﨑と主軸を日本人が占めている。その一方で、近年レギュラーが定まらないのが、遊撃のポジションだ。

昨季も中日からトレードで加入した京田陽太がチーム最多の62試合でスタメン出場を果たしたが、確固たる地位を築くまでには至っていない。京田は今年30歳を迎え、36歳のベテラン大和が京田に次ぐ43試合にスタメン出場と世代交代の波が押し寄せている中、今年レギュラー奪取を狙う若手が2人いる。23歳の林琢真と21歳の森敬斗だ。

昨季終盤スタメン勝ち取った林琢真

大卒2年目となる林はルーキーイヤーの昨季、開幕一軍入りを果たすと、「2番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取った。本職の二塁のほか、遊撃も守るなど内野のユーティリティープレーヤーとして存在感を発揮。打撃でも持ち味のしぶとさを発揮し、65試合に出場して打率.206、11打点、7盗塁の成績を残した。

シーズン終盤には攻守ともに堅実な働きぶりを見せ、広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは2試合とも1番・遊撃でフル出場。一軍で多くの経験を積み、充実の1年目を過ごした。

実りの多かった1年目を糧に、今季狙うのは昨季終盤に転向したショートでのレギュラー獲り。だが、課題は山積みだ。力不足を露呈した打撃に、内野の要として安定感が求められる遊撃守備、双方のレベルアップが必要不可欠となる。

持ち前の粘り強い打撃と堅実な守備に磨きをかけ、新たなポジションで不動の地位を築くことができるか注目だ。

期待から一転、背水の5年目迎える森敬斗

高卒5年目の森は勝負の年を迎える。桐蔭学園高から2019年ドラフト1位で入団し、1年目の10月に一軍昇格。プロ初打席で初安打を放つ鮮烈デビュー。その後も2年目に44試合、3年目には61試合に出場と順調に試合数を伸ばしたが、レギュラー獲りを目指した昨季はわずか9試合の出場で打率.167に終わった。

今春キャンプは3年ぶりに二軍に相当するB班に。昨年8月に右有鉤骨摘出術を受けた影響も考慮してとのことだが、昨季開幕スタメンに抜擢されながら攻守ともに精彩を欠いていたことも、奄美スタートとなった理由の1つだろう。

プロの中でも飛び抜けた身体能力を有していることは誰もが認めるところ。それをプレーにつなげることができれば、レギュラー獲得にとどまらず、球界ナンバーワン遊撃手に上り詰めてもおかしくないだけの才能を秘めている。オフに仕上げた肉体を基に早期の昇格、そして2年連続の開幕ショートを目指す。

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