競技者表彰・プレーヤー表彰
公益財団法人・野球殿堂博物館は18日、『2024年 野球殿堂入り通知式』を開催。競技者表彰委員会・プレーヤー表彰で谷繁元信氏と黒田博樹氏、特別表彰委員会で故谷村友一氏が新たに殿堂入りとなったことを発表した。
日本野球の発展に大きく貢献した人物の功績を永久に讃え、顕彰するために59年に創設された「野球殿堂入り」。殿堂入りを果たしたレジェンドは表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)が野球殿堂博物館内の殿堂ホールに掲額され、永久にその名誉を讃えられる。
谷繁氏は現役時代に大洋・横浜で主力として活躍したのち、移籍した中日でも黄金期を支えた扇の要として長きに渡りチームを支えた。実働27年で日本記録となる通算3021試合に出場を果たし、27年連続で安打・本塁打を放った。中日では選手兼監督も務め、その後監督としてもチームを率いている。
黒田氏は現役時代に広島のエースとして活躍。2008年からは活躍の場をメジャーに移し、ドジャースやヤンキースでも持ち前の安定した投球で長らくチームを支えた。MLBで通算79勝をマークしたのち、2015年に古巣・広島へ電撃復帰。2016年には史上2人目となる日米通算200勝を達成したうえ、この年10勝を挙げてチームを25年ぶりのリーグ優勝に導いた。
谷村氏は大学野球・高校野球・社会人野球で審判員として活躍。1959年からセントラル・リーグの審判員となり、歴代17位となる通算3026試合に出場した。
これで野球殿堂入りは計218名に。なお、競技者表彰委員会・エキスパート表彰では当選に必要な得票数を満たした候補者がいなかったため、該当者なしとなっている。
各部門の開票結果は以下の通り。
競技者表彰・プレーヤー表彰
(有効投票数:354/当選必要数:266=有効投票の75%)
79.4%(281票) 谷繁元信
79.4%(281票) 黒田博樹
─
65.5%(232票) 岩瀬仁紀
62.4%(221票) 川相昌弘
52.0%(184票) 宮本慎也
27.7%(98票) 桑田真澄
26.0%(92票) 松井稼頭央
21.2%(75票) 野村謙二郎
19.8%(70票) 松中信彦
18.9%(67票) タフィ・ローズ
15.0%(53票) 稲葉 篤紀
11.9%(42票) 石井琢朗
10.7%(38票) 井口資仁
9.9%(35票) 城島健司
7.9%(28票) 新井貴浩
6.5%(23票) 佐々岡真司
6.2%(22票) 赤星憲広
6.2%(22票) 小笠原道大
5.9%(21票) 前田智徳
5.9%(21票) 山﨑武司
5.1%(18票) 小久保裕紀
4.2%(15票) 浅尾拓也
4.2%(15票) 荒木雅博
3.4%(12票) 高橋由伸
3.4%(12票) 田口壮
3.4%(12票) 山口鉄也
1.4%(5票) 杉内俊哉
競技者表彰・エキスパート表彰
(有効投票数:147/当選必要数:111=有効投票の75%)
該当者なし
─
74.1%(109票) 掛布雅之
61.9%(91票) 長池徳士
42.2%(62票) 栗山英樹
35.4%(52票) 大沢啓二
35.4%(52票) ブーマー・ウェルズ
29.3%(43票) 柴田勲
27.2%(40票) 安仁屋宗八
24.5%(36票) 大島康徳
19.7%(29票) 谷沢健一
16.3%(24票) 新井宏昌
14.3%(21票) 有藤通世
14.3%(21票) 土橋正幸
13.6%(20票) 足立光宏
12.9%(19票) 加藤英司
12.9%(19票) 梨田昌孝
9.5%(14票) 松岡弘
8.8%(13票) 辻発彦
7.5%(11票) 佐藤義則
特別表彰
(有効投票数:14/当選必要数:11=有効投票の75%)
該当者なし
─
64.3%(9票) 谷村友一
64.3%(9票) 富澤宏哉
50.0%(7票) 尾藤公
28.6%(4票) 宇佐美徹也
28.6%(4票) 鈴木義信
21.4%(3票) 大和球士
14.3%(2票) 宮井勝成
7.1%(1票) 金子鋭
0.0%(0票) 赤嶺昌志
0.0%(0票) 髙橋昭雄
↓
▼ 得票数上位3名による再投票
78.6%(11票) 谷村友一
─
71.4%(10票) 富澤宏哉
35.7%(5票) 尾藤公
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