小坂誠氏が守備コーディネーターに
2023年のロッテは吉井理人新体制の下、前年5位から2位へと躍進し、2年ぶりとなるクライマックスシリーズにも進出した。吉井監督は来季も引き続き指揮を執ることが決定。2005年以来19年ぶりのリーグ優勝を目指す2024年シーズンのコーチングスタッフを紹介する。
まず、一軍のコーチングスタッフは下表のとおり。
吉井監督以下、大きな変動はなく、二軍内野守備兼走塁コーチを務めていた根元俊一氏が、一軍へと配置換えとなった。
福浦和也ヘッド兼打撃コーチ、黒木知宏、小野晋吾両投手コーチ、村田修一打撃コーチ、金澤岳バッテリーコーチ、金子誠戦略コーチ、大塚明外野守備兼走塁コーチ、光山英和一・二軍統括コーチ兼統括コーディネーターは留任した。
また、小坂誠内野守備兼走塁コーチは腰椎急性期圧迫骨折などの影響により、コーチ業務遂行が困難であることを考慮し、守備コーディネーターに配置転換となった。
今季限りで現役引退した江村氏&三木氏がコーチ就任
二軍もサブロー監督が留任。コーチングスタッフは下表のとおり。
今季限りで現役を引退した江村直也氏(31)と三木亮氏(32)がコーチとして入閣した。
バッテリーコーチを務める江村氏は、大阪桐蔭高から2010年ドラフト5位で入団。3年目の2013年に一軍デビューを果たして64試合に出場するも、その後は年々出場機会が減少。今季は2年ぶりに一軍出場したが、4試合にとどまり現役引退を決断した。持ち前の明るさでチームを盛り上げた元気印が、松川虎生ら若手の多い捕手陣を鍛え上げる。
内野守備兼走塁コーチに就任する三木氏は、遊学館高から上武大を経て2013年ドラフト3位で入団。2019年には主に遊撃手として自己最多の89試合に出場し、その後はユーティリティプレーヤーとしてチームを支えた。来季からは内野のあらゆるポジションを守り培った経験を若手に還元し、藤岡裕大らレギュラーの後釜育成に尽力する。
そのほか、諸積兼司外野守備兼走塁コーチは外野守備コーチに、伊志嶺翔大育成野手兼に軍走塁コーチは外野守備兼走塁コーチへ肩書を変更。大谷智久チーフ投手コーチ、大隣憲司投手コーチ、堀幸一、栗原健太両打撃コーチ、松永昂大育成投手コーチ兼二軍投手コーチは留任している。福澤洋一バッテリーコーチはスカウトへ転身した。
【関連記事】
・日本ハム2024年コーチングスタッフ 新庄剛志監督、背水の3年目へ稲葉篤紀氏らが現場復帰
・巨人2024年コーチングスタッフ V奪回へ阿部慎之助新政権でコーチ陣も若返り
・広島2024年コーチングスタッフ 新井貴浩体制2年目で6年ぶり優勝目指す