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プロ野球の日本一を決める日本シリーズの第6戦が4日、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪で開催される。第5戦で阪神が森下翔太の2点タイムリー3塁打などで逆転勝ちし、3勝2敗と王手をかけた。本日の予告先発は第1戦と同じくオリックス・山本由伸、阪神・村上頌樹と発表された。
オリックスの山本は、レギュラーシーズンでは3年連続の投手4冠に輝くなど圧巻の投球を見せていたが、第1戦は阪神打線に10安打を浴び、5.2回7失点でまさかのKO。ロッテとのクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージ第1戦でも7回10安打5失点を喫しており、ポストシーズンに入って調子を落としている。
第5戦はベンチ入りし、ブルペンで待機したが登板機会はなし。チームは逆転負けで王手をかけられた。本拠地に戻って迎える背水の一戦で投げ合う相手は、第1戦と同じ村上。雪辱に燃えるエースが本領を発揮し、3勝3敗のタイに戻すことができるか。
一方、阪神先発の村上は日本シリーズ初登板となった第1戦で、4回までパーフェクトピッチング。持ち味の制球力をいかんなく発揮し、7回100球を投げて2安打4奪三振1四球無失点の快投で、チームを勢いづけた。
相手先発の山本とは、交流戦を含めて今季3度目の投げ合い。ここまで1勝1敗の同学年エース対決での勝ち越しもかかる。第1戦から中6日で上がる京セラドーム大阪のマウンドは、レギュラーシーズンでも2試合登板して、計8イニングを投げて1失点と好相性。再びの快投が大いに期待される。
チームは2試合連続での劇的勝利で勢いに乗っている。今季ブレイクした右腕が初戦に続きオリックスの絶対エースに投げ勝ち、1985年以来38年ぶり2度目の日本一へと導く。
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