2年ぶり2桁勝利の左腕・伊藤将司

阪神とオリックスの「関西ダービー」となった日本シリーズは1勝1敗と星を分け合うスタートになった。今日31日から甲子園に舞台を移して3連戦に臨む。
阪神の先発は伊藤将司。今季は開幕に出遅れながらも21試合に登板して10勝5敗、防御率2.39と2年ぶりの2桁勝利をマークした。みやざきフェニックス・リーグでの調整登板を経て臨んだクライマックスシリーズ第2戦の広島戦でも7回1失点と好投している。
左のオーバースローからキレのいいストレートとカットボール、ツーシーム、チェンジアップ、カーブなどを投げ分け、バットの芯を外す投球術は一級品。奪三振率は5.58でセ・リーグの規定投球回に到達した12人中10位と低いが、打球に占めるゴロの割合を示すGB%は53.3%でリーグ2位だ。
オリックス戦は6月15日の交流戦(甲子園)に登板して7回4安打1失点と好投(リリーフが打たれて白星はつかず)。甲子園は1年目の2021年から今年7月にストップするまで11連勝した得意舞台でもあり、良いイメージを持ってマウンドに上れるだろう。
38年ぶりの日本一に向け、ホームで迎える3連戦初戦はぜひとも取りたい阪神。甲子園の大声援をバックに伊藤の好投が期待される。














