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広島、西武、ソフトバンク、巨人、中日が公表
プロ野球のドラフト会議が10月26日午後5時から東京都内のホテルで開かれる。25日までに広島が青学大・常廣羽也斗投手、西武とソフトバンクが武内夏暉投手、巨人が中央大・西舘勇陽、中日がENEOS・度会隆輝外野手の1位指名を公表。会議開始前から駆け引きが繰り広げられている。
以下に、12球団の1位指名選手予想（5球団は公表）と補強ポイントをまとめた。
【中日】度会隆輝（ENEOS・外野手）※公表
今季は投手不足、貧打に泣いた。当初は投手1位の予定だったが一転、会議前日にENEOS・度会の1位指名を公表。横浜高時代から打撃センスに定評があり、社会人の3年間でパワーも加わった今年のNo.1外野手。今季も貧打に泣いた打線のテコ入れにぴったりの逸材だ。2位以降で投手力の強化を狙う。
【日本ハム】細野晴希（東洋大・投手）※予想
上沢直之と加藤貴之の流出に備える必要があり、先発投手が最優先の補強ポイント。最速158キロを誇りながら伸びしろ十分の細野晴希が1位と予想。2位以降では先発投手とともに、捕手と二遊間のセンターラインを中心に補強したい。
【ヤクルト】常廣羽也斗（青学大・投手）※予想
今季のチーム防御率3.66はセパ両リーグワーストで、即戦力投手の補強は急務。今年の大学選手権決勝で完封勝利を挙げた完成度の高い青学大・常廣羽也斗を競合覚悟で指名と予想。塩見泰隆の離脱で層の薄さ露呈したセンターや、将来性ある高校生捕手の指名も狙いたい。
【西武】武内夏暉（国学院大・投手）※公表
将来のエース候補として武内の1位指名を公表。今季日本人では隅田知一郎1人だった先発左腕の拡充を図る。その他にも、今季もレギュラー不在だった外野や、中村剛也に代わる将来の大砲候補も2位以降で指名したい。
【巨人】西舘勇陽（中央大・投手）※公表
即戦力の先発候補として西舘勇を1位指名する方針。クイック投法から最速155キロの直球にスライダー、カットボール、スプリットなど切れ味鋭い変化球も併せ持つ。さらに、即戦力のリリーバーも指名し、投手層に厚みを加えたい。センター候補と将来性豊かな高校生捕手も補強ポイント。
【楽天】西舘勇陽（中央大・投手）※予想
今季のチーム防御率3.52は2年連続リーグワースト。投手陣立て直しの旗頭として東北出身の西舘を1位指名と予想。2位以降では内外野を問わず将来の中軸候補、松井裕樹の流出に備えて即戦力リリーフの補強も必須だ。
【DeNA】細野晴希（東洋大・投手）※予想
今永昇太、バウアー、石田健大の3投手流出危機に備えて、即戦力の先発候補が最優先の補強ポイント。独自路線の傾向強いが、今年は天井の高い細野晴希の指名に踏み切ると予想。将来の4番候補と守備力の高い遊撃手も狙いたい。
【ソフトバンク】武内夏暉（国学院大・投手）※公表
西武に続き武内の1位を公表。今季は規定投球回をクリアした投手がいなかった先発に、地元九州出身で安定感抜群の左腕を競合覚悟で狙う。2位以降で、センター候補と打力に魅力ある二遊間候補を補強したい。
【広島】常廣羽也斗（青学大・投手）※公表
12球団最速で常廣の1位指名を公表。先発ローテ候補の補強が喫緊の課題で、即戦力として期待される。野手では菊池涼介の後釜と、内外野問わず長打力のある将来の4番候補が補強ポイント。
【ロッテ】度会隆輝（ENEOS・外野手）※予想
今季は最終戦で2位に滑り込んだが、得点力不足に泣いた。怪我人が続出し、ベテラン勢が奮闘した外野に、打撃が魅力の度会を加えて陣容を整えたい。終盤に足りなくなった先発投手、中村奨吾の後釜も補強ポイント。
【阪神】細野晴希（東洋大・投手）※予想
青柳晃洋、西勇輝のベテラン勢に代わる将来のローテ候補として細野晴希が1位と予想。絶対的な存在がいない守護神候補としても十分な素質を備える。2位以降では将来性のある高校生から未来の4番と正捕手候補を狙いたい。
【オリックス】前田悠伍（大阪桐蔭高・投手）※予想
エース山本由伸のメジャー移籍が危惧されるが、先発層の厚さを鑑みて高校生ながら完成度の高い大阪桐蔭高・前田悠伍を1位指名と予想。バファローズジュニア出身の逸材を逃すわけにはいかない。大砲候補や高校生捕手も補強ポイントとなる。
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