床田寛樹で必勝期す

マツダスタジアムで行われる「2023 JERAクライマックスシリーズ(CS)セ」広島-DeNAの初戦の先発は、床田寛樹と東克樹の両左腕と発表された。
広島の床田は今季24試合に登板(救援1試合含む)してチームトップの11勝(7敗)を挙げ、リーグ3位の防御率2.19と安定した投球を披露。新井貴浩監督も「1年間しっかりと頑張ってくれましたし、また投手陣を引っ張ってくれましたので、彼に初戦を頑張ってもらうことに決めました」と全幅の信頼を寄せ、第1戦の先発を託した。
DeNA戦には今季7試合に先発して3勝1敗、防御率1.88、QSも6度と抜群の相性を誇る。直近8月24日(横浜)の対戦では今日先発の東と投げ合い、5回7安打3失点で黒星を喫した。
ただ、今季13試合に登板、90イニングを投げて防御率1.80と得意の本拠地では、3試合対戦して計23イニングを投げ、わずか2失点に抑えている。今日の登板でもDeNA打線をきりきり舞いさせることができるか。
今季は名実ともに鯉のエースとしての働きを見せた7年目左腕が、CSの先陣を切る。
広島と相性抜群の東克樹
一方のDeNA・東は今季24試合に先発して自身最多の16勝(3敗)を挙げ、防御率1.98の成績。防御率は阪神・村上頌樹の1.75に届かなかったが、自身初となる最多勝、最高勝率の2冠に輝いた。
広島戦には今季6試合に登板して、4勝0敗、防御率1.84、6QSとこちらも好相性。敵地でも3試合に登板、22イニングを投げて18奪三振、無四球、3失点と圧巻の投球を見せている。
三浦大輔監督も「1年間安定した投球をしてくれましたし、なんとしても、まず初戦で勢いをつけて戦っていきたい」とチームに良い流れを持ってきてくれることを東には期待している。
2020年にトミー・ジョン手術を受けるなどケガに苦しんだが、今季は大車輪の活躍を見せた左腕。新“ハマのエース”がCSでもその実力を存分に発揮することができるか注目だ。
パ・リーグのCS1stステージの予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ロッテ・佐々木朗希-ソフトバンク・C.スチュワートJr.(ZOZOマリン)
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