「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

CS進出へ背水の楽天は則本昂大がスライド登板 ロッテ・小島和哉と今季5度目の対決

2023 10/10 11:00SPAIA編集部
楽天・則本昂大とロッテ・小島和哉のインフォグラフィック
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

則本昂大で必勝期す

楽天・則本昂大とロッテ・小島和哉のインフォグラフィック


楽天モバイルパークで行われる今季最終戦、楽天-ロッテの25回戦。現在4位の楽天はクライマックスシリーズへ進出するためには勝利が絶対条件となる一戦に、中6日で則本昂大が先発する。

則本は今季23試合に先発してチーム2位タイの8勝(7敗)を挙げ、防御率2.60と安定した投球を見せいている。前回登板した3日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では、6回90球を投げて6安打7奪三振3失点に抑えるも、CS進出へ痛い黒星を喫した。そこから中5日で大一番のマウンドに上がる。

ロッテ戦には今季7試合に登板して1勝2敗ながら、防御率2.08、QSも5度と好投している。相手先発の小島和哉とは今日が5度目の対決。前回9月12日(ZOZOマリン)の対戦では7回107球7安打4失点(自責は1)と粘投も敗戦。今日はそのリベンジを期す登板となる。

泣いても笑っても今日が最終決戦。前戦ソフトバンクとの直接対決に敗れて3位以下が確定し、CSでの地元開催はなくなった。今季のラストゲームを白星で飾り、本拠地を歓喜の渦に包むことができるか。

敵地防御率2.14と相性の良い小島和哉

一方のロッテ・小島は今季ここまで24試合に先発して9勝6敗、防御率3.63の成績。前回登板した2日の西武戦(ZOZOマリン)では、7回113球を投げて5安打7奪三振2失点で、4試合ぶりの白星を手にした。そこから中7日で今日の登板に臨む。

楽天戦には今季6試合に登板して、0勝1敗、防御率3.38、5度のQSを記録しながらここまで未勝利。ただ、6試合中5試合でチームは勝利。また、敵地では3試合に登板、21イニングを投げて防御率2.14と、十分に勝利を期待できる内容を見せている。

先発予定だった9日の雨天中止決定後、敵地で調整を行った左腕は「練習をしていて、チームメートの皆さんの顔を見て一緒に身体を動かしていると、昨日までとは少し違う想いが湧いてきました。昨日は自分が結果を出して、なんとか頑張らないといけないという感じで勝手に一人で気合を入れているようなところがあったのですが、今は後ろにこんなに頼もしいチームメートの皆さんがいるのだから、自分は先発をさせていただきますが、後先とかは考えずに目の前の1球、打者一人ずつを全力で抑えることに集中しようと思いました」と心境の変化を明かした。

「初回からフルパワーで、投げさせてもらえるところまで投げて、後ろの皆様へと繋いでいけたらという想いです。チームメート、そして応援してくれる皆様とみんなで力を合わせて明日をいい一日に出来ればと思います」と意気込む左腕。勝てば天国、負ければ地獄。今季の運命を決める一戦でもチームを勝利に導く投球ができるか注目だ。

【関連記事】
プロ野球12球団の戦力外通告・現役引退・退団選手一覧 中日がジャリエル・ロドリゲスとの契約解除
ロッテ・ポランコ、球団37年ぶりの本塁打王なるか パ・リーグ各球団の直近のキングは?
2023年高校生プロ志望届一覧 柳ヶ浦・大生虎史が提出 大阪桐蔭・前田悠伍ら計129人に【ドラフト】