YouTube「藤川球児の真向勝負」でスペシャル対談
阪神の球団本部付スペシャルアシスタントや野球解説者として活躍する藤川球児氏が、自身の公式YouTubeチャンネル「藤川球児の真向勝負」にワールドベースボールクラシック(WBC)元日本代表の能見篤史氏、鳥谷敬氏をゲストに迎えてスペシャル対談を行い、「歴代WBCメンバーから絶対に選出したい投手TOP3」をテーマに激論を繰り広げた。
動画は2月27日18時に公開。22日に公開された野手編は17万回再生を突破しており、コメント欄には「めちゃ熱い3人の絡み」「この3人が並んでるだけで色んな思い出が込み上げてくる」「贅沢すぎるトリオ」と喜びの声で溢れた。今回はその続編となる。
鳥谷氏のTOP3は、上から順に大谷翔平、ダルビッシュ有、松坂大輔というラインナップ。大谷を選んだ理由として「相手の対戦国が嫌がるっていう」と話す鳥谷氏に「対戦してて何が嫌なの?」と藤川氏が質問を投げかけると、「変化球です」と即答した。
さらに「スライダーとスプリット系の球が消えます」と実際に対戦した鳥谷氏ならではの証言。「スライダーが回転しながら加速して曲がったりするんですよ。それをわざと加速させないようにゆるく投げたりとか、同じスライダーでも変えてきたりする」と2000安打を放ったトッププロでも対応に苦しむレベルの高さを明かした。
能見氏は山本由伸をイチ押し
能見氏は上から順に山本由伸、ダルビッシュ有、前田健太を挙げる。オリックスの投手兼任コーチとしてともにプレーした山本には「今まで見てきたピッチャーの中でなかなかいないタイプで、カーブが加速するんですよ。ボールが高めにはくるんだけど、そこから加速して下にガンッて落ちてくる」と軌道のすごさを明かす。
次に選んだダルビッシュには「もう文句なしです」と言い切り、「日ハムの時に初めて見たんですけど、完全に見とれてしまうようなピッチャーだったんで。吸い込まれるっていうか、見てて飽きない」と最大級の賛辞を送った。
藤川氏は一番上を「???」と空白の状態で発表。こちらはWBC東京プールのチケットが当たるクイズの答えとなっており、動画の最後に発表される。
続いて上原浩治、ダルビッシュ有と発表。上原を選んだ理由は「抑えができるっていうことと、どこで投げても同じ結果を残すというところ。この空間だけで勝負してるっていう投手なので、天才ですよね」と絶賛した。
3番目に選んだダルビッシュについては「ピッチャーって力が入るとだめじゃないですか。いかにダルビッシュを楽にして投げさせられるかっていうのは、今回の大会でもキーポイントになるんじゃないかな」と3大会ぶりのWBC制覇を目指す侍ジャパンのカギになると指摘した。
最後に「次、阪神の歴代でいこうか?」と提案する藤川氏に「それはね、ちょっと今後の仕事に響いてくるから…」とツッコミを入れる鳥谷氏の姿に笑いが飛び交い、和やかな雰囲気で動画は終了。今が旬の解説者3人によるスペシャル対談は必見だ。
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