「大好きなベイスターズでユニホームを脱ぐことができて、誇りに思います」
DeNAは8日、高城俊人捕手(29)が今季限りでの現役引退を表明したと発表した。
2011年ドラフト2位で九州国際大付高から入団すると、強肩強打の捕手として高卒1年目から45試合に出場した。だが、中々正捕手の座を奪うことができず、18年途中にトレードでオリックスへ移籍。19年限りで戦力外となると翌20年から古巣に復帰していた。プロ通算で347試合に出場して、打率.172、4本塁打、38打点。11年目の今季は一軍出場がなく、シーズン終了後に戦力外通告を受けていた。
〇髙城俊人選手 コメント
「今シーズン限りで現役引退する事をご報告させていだきます。2012年にプロ入りしてからベイスターズで9年半、オリックスで1年半プレーさせていただきました。選手として何一つやり遂げることはできず、志半ばではありますが、素晴らしい指導者の方々に恵まれ、多くの仲間、そして最高のファンの皆さまからのご声援のお陰で、こんな自分が11年間プレーする事が出来たと思っています。
2019年にオリックスを戦力外になった時に、ベイスターズから声をかけていただきました。プロ入りしたチームに戻り、たくさんのベイスターズファンの前で最後のシーズンをプレーできたことは、これからの人生でも決して忘れる事はないくらい幸せな時間でした。そして、大好きなベイスターズでユニホームを脱ぐことができて、誇りに思います。
こんな自分ですが、プロ野球選手として現役生活を続けてきた中で一つだけこだわりがあります。それは“チームワーク”です。自分が良いプレーをして結果を出すことは、プロとしてもちろん大事なことです。
しかし、自分は一人でチームを救えるような選手ではありませんでした。だから、常に『チームのためにどうしたらいいのか』と考えてプレーしてきました。自分自身もスタッフ、トレーナーの方々、丈夫な体に育ててくれた両親、そしてどんな時も寄り添ってくれた家族、皆さんの“チームワーク”に助けられてきました。今まで支えて下さったすべての方々、そしていつも応援して頂いたファンの皆さまに感謝しています。
これからの第二の人生もこれまでと同じように“チームワーク”を大事に、たくさん恩返しができるよう全力で頑張っていきます!!11年間本当にありがとうございました!」
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