防御率はリーグ2位の2.05と安定感抜群の西

首位ヤクルトを追う阪神は西勇輝が5日の広島戦(マツダ)に先発する。今季は17試合に登板して7勝6敗、防御率はチームメイトの青柳晃洋に次いでリーグ2位の2.05と安定した投球を続けている。
広島戦は5試合に登板して1勝2敗、防御率3.00。勝ち星には恵まれていないが、それほど打ち込まれいるわけではない。17試合中14試合でQS(6回以上自責点3以下)をマークしているこれまで同様に、まずは試合を作ることが最低ノルマだろう。
スライダーとシュートをコーナーに投げ分けて凡打の山を築かせる投球スタイルは大崩れがなく、ベンチとしても計算が立つ。甲子園を高校球児に明け渡すため暑い夏場に遠征が続く阪神は、できるだけ疲労を残さず勝負の秋を迎えたい。そのためにも長丁場のシーズンを戦う上で手本のような西の投球は有難い存在だろう。
広島は阪神に10勝2敗2分け
一方の広島は大瀬良大地が先発する。今季は17試合に登板して西と同じく7勝6敗だが、防御率は規定投球回到達者でリーグワーストの4.12と安定感を欠いている。
阪神戦は4月8日の1試合のみで、6回3失点だった(試合は引き分け)。この時も大山悠輔に一発を浴びたが、本塁打は厳禁。特に大山や佐藤輝明に打たれるとチームが勢い付くため気を付けたい。
6連敗で借金5に膨らんだ広島。クライマックスシリーズ進出のAクラスに入るためにも、今季10勝2敗2分けとお得意様にしている阪神戦で踏ん張りたいところだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-巨人・堀田賢慎(神宮)
中日・上田洸太朗-DeNA・大貫晋一(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
西武・今井達也-ロッテ・石川歩(ベルーナドーム)
オリックス・竹安大知-日本ハム・C.ポンセ(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・杉山一樹-楽天・瀧中瞭太(PayPayドーム)
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