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【月間MVP】小川泰弘と村上宗隆のヤクルト勢、山本由伸と杉本裕太郎のオリックス勢がダブル受賞

2022 7/8 13:34SPAIA編集部
オリックスの山本由伸,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

小川は3勝、村上は14本塁打35打点

プロ野球の6月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグは小川泰弘と村上宗隆のヤクルト勢、パ・リーグは山本由伸と杉本裕太郎のオリックス勢が受賞した。

2018年6月度以来3度目の受賞となった小川は、4試合に登板してリーグトップタイの3勝、リーグ2位の防御率1.55と好成績。4試合中3試合でQS(6回以上自責点3以下)をマークするなど安定感抜群だった。

特に6月3日の西武戦では、セ・リーグ投手として初めて交流戦で本塁打を放ち、投げても8回無失点で勝利。月間19勝4敗で首位独走するチームに大きく貢献した。ヤクルト勢の投手部門での受賞は2019年8月度のブキャナン以来。

打撃部門は村上が文句なしだろう。23試合に出場して打率.410、リーグトップの14本塁打、35打点の驚異的な成績。月間35打点はセ・リーグ歴代3位タイで、長打率.940、出塁率.515をマークした。

6月24日の巨人戦で、アレックス・ラミレスを上回る球団新記録の332試合連続先発4番出場。文字通り、主砲としてチームを牽引した。ヤクルトの打者では、自身が受賞した2020年6、7月度以来で、村上は2度目の受賞となった。

山本はノーヒットノーラン含む3勝、杉本は15打点

2021年10、11月度以来6度目の受賞となった山本は、4試合に先発して3勝0敗、防御率0.56、リーグトップの33奪三振をマークした。

18日の西武戦では、1四球を与えただけの「準完全試合」で史上86人目(97度目)のノーヒットノーランを達成。登板した全試合で7回以上、自責点1以下に抑える投球で、球界最高峰の実力を見せつけた。

杉本は2021年6月以来2度目の受賞。21試合に先発出場してリーグトップタイの15打点、2位タイの5本塁打をマークした。1日のDeNA戦から4試合連続マルチ安打、8試合連続安打と調子を上げ、全21試合中19試合で出塁してチームに貢献した。

オリックスの投打ダブル受賞は2021年6月度に今回と同じ山本と杉本が受賞して以来、13度目となった。

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