発熱で前回登板回避したメルセデス

東京ドームで行われている2位・巨人と首位ヤクルトの3連戦。昨日の初戦は、巨人が相手先発の高橋奎二の立ち上がりを攻め3得点。このリードを先発の戸郷翔征から4投手のリレーで守り切り、4-1で巨人が先勝した。
連勝を狙う巨人の先発はメルセデス。今季は11試合に先発して5勝2敗、防御率2.65、6QS(6回以上自責点3以下)を記録するなど、安定感のある投球を見せている。ただ、前回登板した6月22日DeNA戦では5回途中まで71球を投げ、6安打、4失点。ピリッとしない投球だった。
その翌週、6月28日の中日戦(山形)で先発が予定されていたが、発熱のため登板を回避。新型コロナには感染していなかったが、「特例2022」が適用され登録抹消となった。その後、復調した左腕は中13日で今日の登板を迎える。
ヤクルトとは今季3月30日に1度対戦、5.1回74球を投げ、2安打無失点の快投で、今季初勝利を挙げた。
首位とはまだ12.5ゲーム差とヤクルトの背中は遠いが、シーズンはまだ折り返し地点を過ぎたばかり。直接対決で連勝し、少しでも差を縮めるためにも、助っ人左腕にかかる期待は大きい。
連続HQSが途切れた小川泰弘
一方、ヤクルトの先発は小川泰弘。ここまで12試合に先発して5勝(3敗)を挙げ、防御率はリーグ2位の2.29と、エースとして先発陣を引っ張っている。
前回登板した6月28日の広島戦では、5回8安打3失点で降板。7試合連続で記録していたHQS(7回以上自責点2以下)は途切れたが、代打を送られた6回に味方が逆転し、白星が転がり込んだ。
巨人戦には4月9日に1度登板。6回107球を投げて、大城卓三に本塁打を浴びるなど6安打、2失点だった。
5月は4試合で防御率0.55、6月も4試合で1.55と、安定感抜群のピッチングを見せている燕のエース。7月もその驚異的な投球が続くのか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一-中日・小笠原慎之介(横浜)
阪神・西勇輝-広島・床田寛樹(甲子園)
【パ・リーグ】
ロッテ・E.ロメロ-日本ハム・上原健太(ZOZOマリン)
オリックス・J.ワゲスパック-西武・平井克典(京セラドーム大阪)
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