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福岡の星空の下でソフトバンク千賀滉大とロッテ佐々木朗希が2度目の対決

2022 5/20 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク千賀滉大とロッテ佐々木朗希,ⒸSPAIA
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佐々木を上回る防御率リーグ2位の千賀

ソフトバンク千賀滉大とロッテ佐々木朗希のインフォグラフィック


ソフトバンク千賀滉大が20日のロッテ戦(PayPayドーム)に先発する。相手先発の佐々木朗希とは今季2度目の対決。前回5月6日(ZOZOマリン)の対決では千賀が5回3失点、佐々木が6回1失点でともに勝ち負けはつかなかった(試合はソフトバンクの勝利)。完全試合を達成し、4勝負けなしの「令和の怪物」に今季初黒星をつけるような力投を、今度こそ見せつけたい。

今季の千賀は8試合に登板して3勝1敗、防御率1.24。勝利数こそ佐々木の後塵を拝しているが、防御率はリーグ3位の佐々木の上をいく2位と好調だ。

順調なら今季中に海外FA権を取得する見込み。昨オフに5年契約を結んだが、メジャー移籍を希望すれば破棄できるオプトアウト付きの契約となっている。日本球界を代表する本格派右腕として7年連続2桁勝利とペナント奪回を果たすことができれば、胸を張って海を渡れるだろう。千賀には「負けられない理由」がある。

リーグトップの4勝、78奪三振の佐々木

一方、ロッテの先発・佐々木朗希も千賀に負けない好成績を収めている。7試合登板で無傷の4連勝、防御率1.47をマーク。78奪三振、K/9(奪三振率)14.33はいずれも千賀を抑えてリーグトップだ。

最近は完全試合を達成した時のような、相手打者が手も足も出ない投球ではないものの、抹消されてからのここ2試合も安定した投球を見せている。そして、佐々木はソフトバンクだけでなく他球団も含めて今季の被本塁打0。逆に言うと、誰が佐々木から本塁打を放つかも注目点のひとつだ。

佐々木は登板を控え、「チームが勝つようにマウンドで一生懸命、頑張りたいと思っています。想いはただ、それだけです」と広報を通じてコメントした。千賀に投げ勝って5連勝なら価値がある。20日はドームの屋根が開く「ルーフオープンデー」。星空の下、球界最高の両投手が投げ合う投手戦は、ファンにとって最高の贅沢だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一-ヤクルト・高梨裕稔(横浜)
阪神・青柳晃洋-巨人・戸郷翔征(甲子園)
広島・大瀬良大地-中日・大野雄大(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-西武・髙橋光成(札幌ドーム)
楽天・瀧中瞭太-オリックス・田嶋大樹(楽天生命パーク)

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