髙橋優貴は3度目の正直なるか
東京ドームで行われている3位・巨人と4位・中日の3連戦は、1・2戦目ともに巨人が制して今日の3戦目を迎える。
巨人の先発は髙橋優貴。今季ここまで5試合に登板(うち先発は2試合)して1勝2敗、防御率2.35の成績。ここ2試合は先発での起用も、6回途中2失点、5回途中1失点と首脳陣の期待に応えられていない。今日は長いイニングを投げ、先発としての役割を果たしたいところだ。
中日戦は今季、中継ぎとして2試合登板して、3.1イニングを投げ3失点(自責は1)。昨季は5試合に先発して3勝2敗、防御率2.15と相性は良かった。ただし、京田陽太、大島洋平、高橋周平の左の主力には打率3割以上を許していただけに、今日の対戦でも要警戒だろう。
昨季はリーグ3位タイの11勝を挙げ飛躍を遂げたが、今季は開幕ローテーションに入れず、悔しいシーズンインとなった。巻き返しを図る4年目左腕が「三度目の正直」で今季先発初勝利を目指す。
昨季お得意様の巨人に連敗中の柳裕也
一方、中日の先発は柳裕也。昨季自身初なる最優秀防御率と最多奪三振のタイトルに輝いた右腕は、ここまで6試合に先発して3勝1敗、防御率はリーグ8位の2.82とまずまずの成績を残している。
前回登板した8日の阪神戦では、7イニング119球を投じて、6安打、3失点(自責は2)。10三振を奪う力投も、2点リードの七回に大山悠輔に同点となる5号ツーランを浴び、この回限りで降板し、勝敗はつかなかった。そこから中6日での登板となる。
巨人戦は今季2試合に先発して0勝1敗、防御率7.82、2試合連続で5失点以上を喫するなど相性はいまいちだ。昨季は6試合で4勝0敗、防御率1.34と得意としていた相手に、まさかの苦戦を強いられている。
チームも巨人相手に2勝6敗と負けが先行しており、今カードも2連敗で今日の3戦目を迎えている。自身にとってもチームにとっても3連敗は絶対阻止しなければならないだけに、エースの意地の投球に期待したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・東克樹-阪神・A.ウィルカーソン(横浜)
広島・D.アンダーソン-ヤクルト・石川雅規(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・杉浦稔大-ソフトバンク・石川柊太(札幌ドーム)
西武・D.エンス-楽天・則本昂大(ベルーナドーム)
オリックス・宮城大弥-ロッテ・E.ロメロ(京セラドーム大阪)
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