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10連敗阻止へ阪神・西勇輝が先発 昨季不調も甲子園で防御率2.79、DeNA戦も0.64とW好相性

2022 4/5 11:00SPAIA編集部
阪神の西勇輝とDeNAのロメロ,ⒸSPAIA
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今季初戦好投の西勇輝が甲子園での先陣切る

阪神の西勇輝とDeNAのロメロのインフォグラフィック


セ・リーグの優勝候補と目されながら、まさかの開幕9連敗で最下位に沈んでいる阪神。今日から本拠地・甲子園球場で、DeNA、広島との6連戦。今季初の聖地で連敗脱出を狙う。

初戦の先発を任されたのは西勇輝。昨季は24試合に先発するも、6勝9敗と不本意な成績に終わり、2ケタ勝利も3年連続でストップ。与四球率が2.51と、持ち前の制球力に狂いが生じていた。

雪辱を期す今季。初登板となった3月28日の広島戦では、6.2回108球を投じ、4安打、4四球を与えるも1失点と好投。4番手のケラーが西川に逆転打を浴び、チームはサヨナラ負けを喫したが、西は持ち味の粘りの投球を見せていた。

昨季の不調の中でも、甲子園では3勝3敗ながら防御率2.79と好投を見せていた。また、DeNA戦には昨季2試合に登板して防御率0.64とこちらも好相性。ただし、今季上位を打つ楠本泰史、牧秀悟、宮﨑敏郎の3選手には5割以上打たれていただけに、油断は禁物だ。

開幕からの9連敗は既にリーグワーストを更新。今季初の聖地で長いトンネルを抜け出すことができるか。

今季チーム初勝利もたらしたDeNA・ロメロが先発

一方、DeNAの先発はロメロ。今季初登板となった3月28日の中日戦では、8回91球を投じ、散発3安打無失点に抑えた。開幕3連敗とチームに嫌な雰囲気が漂う中、チームに今季初勝利をもたらす快投。ここからチームは4連勝と、一気に息を吹き返した。

昨季はコロナ禍による来日の遅れや入国時の陽性判定もあり、5月8日の阪神戦(横浜スタジアム)で初先発。5回82球を投じ、6安打4失点で来日初黒星を喫した。だが、7月以降は安定したピッチングを見せ、14試合に登板して5勝3敗、防御率3.01の成績を残した。

阪神相手にも10月7日に再戦。8回103球6安打3失点の力投で逆転勝利を呼び込み、リベンジを果たしている。ただし、2戦で被打率.261、四死球が6個(うち死球が2)と、内容はいま一つだった。

甲子園には初見参。持ち前のゴロを打たせるピッチングで猛虎打線を手玉に取ることができるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニード-中日・勝野昌慶(神宮)
広島・九里亜蓮-巨人・戸郷翔征(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-ロッテ・ロメロ(札幌ドーム)
楽天・田中将大-西武・佐藤隼輔(楽天生命パーク)
ソフトバンク・石川柊太-オリックス・山﨑颯一郎(PayPayドーム)

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