楽天戦防御率1.35と好相性の佐々木朗希

“令和の怪物” ロッテの佐々木朗希が27日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季初先発。縁のある東北でプロ3年目のスタートを切る。
昨季は5月16日の西武戦(ZOZOマリン)で一軍デビューを飾ると、その後11試合に登板して3勝2敗、防御率2.27の成績を残した。クライマックスシリーズでは史上最年少で開幕投手に抜擢され、6回4安打1失点、毎回の10奪三振と力投。高卒2年目にして大器の片鱗を見せつけた。
楽天戦は昨年3試合に登板して1勝0敗、防御率1.35で、被打率は.135、投球回を上回る22三振を奪い、奪三振率9.90を記録するなど好相性だ。また、楽天生命パークでは8月28日に5回3安打無失点の快投で2勝目を挙げており、球場との相性も良い。
今季のオープン戦でも2試合に先発し、自己最速タイの163キロを記録するなど、順調な仕上がりを見せている。今季は1年間フル回転が期待される“令和の怪物”。新たな伝説の幕開けとなるか注目だ。
楽天はプロ16年目のベテラン岸孝之が先発
一方、楽天の先発は岸孝之。昨日26日に先発予定だったが雨天中止となったため、今日にスライド登板となった。オープン戦では、4試合に先発して計18イニングを投げ、防御率1.50、WHIPは0.89と好投。最終登板となった19日の中日戦では、5回76球2失点(自責は1)と、順調な調整ぶりを示した。
昨季は25試合に先発して9勝10敗、防御率3.44、QS率は64%、36歳のベテランながら149イニングを投げ、3年ぶりに規定投球回にも到達した。ロッテ戦には5試合に登板して2勝3敗、防御率3.06とまずまずの成績。佐々木朗希とも8月28日に初めて投げ合ったが、5回5失点で敗戦投手となった。
今回はそれ以来のマッチアップとなる。東北出身の先輩として、地元での対決に連敗するわけにはいかないだろう。まだ寒さの残る仙台で、白熱の投手戦を期待したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・赤星優志-中日・柳裕也(東京ドーム)
DeNA・坂本裕哉-広島・遠藤淳志(横浜)
阪神・桐敷拓馬-ヤクルト・高梨裕稔(京セラドーム大阪)
【パ・リーグ】
西武・渡邉勇太朗-オリックス・山﨑颯一郎(ベルーナドーム)
ソフトバンク・杉山一樹-日本ハム・吉田輝星(PayPayドーム)
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