ロッテ戦は好相性の伊藤、課題は左打者
新庄剛志監督就任が発表された日本ハムは、今日30日のロッテ戦(ZOZOマリン)に伊藤大海が先発する。ルーキーイヤーの今季は22試合に登板して9勝9敗、防御率2.98の好成績。勝てば2桁勝利となるだけに、来季につなげるためにも負けられない一戦だ。
ロッテ戦は2試合に登板して1勝0敗、防御率1.93と好相性。奪三振率も10.93と高い。
ストレートは平均146.2キロ、変化球も多彩だ。右打者に対しては被打率.204と抑えており、ストライクゾーンを9分割したSPAIAのゾーン別データでは32.1%が外角低めに集まっている。被打率.189のスライダーを効果的に使いながら打ち取っていることがよく分かる。
ただ、左打者に対しては被打率.262と右打者に比べて打たれている。ゾーン別データでも左打者に対しては外角高めが20.2%で最も多く、被打率.323と打たれていることから、マーティンや今季ロッテ戦で唯一の本塁打を浴びている安田尚憲には注意が必要だろう。
間違いなく来季もローテーションを担う軸となる伊藤。新庄ファイターズのエースとなるためにもアピールしたい。