「投手5冠」の圧倒的成績
2位ロッテとの首位攻防戦に負け越し、マジック点灯を許したオリックス。だが、昨夜の日本ハム戦では、23歳新鋭の山﨑颯一郎が快投。3-0で勝利し、首位をキープしている。
今日の先発はエース山本由伸。今季は24試合に先発して17勝(5敗)、防御率1.46とともにリーグトップを独走している。さらに、奪三振(193)、勝率(.773)、完封数(3)を含め、投手5冠に立つ圧巻の成績だ。
前回登板した9日のソフトバンク戦では、8回121球6安打11奪三振2失点で、今季19度目のHQS(7回以上自責点2以下)を記録し勝利。これで自身の連勝を14に伸ばし、通算350勝投手の米田哲也氏が阪急時代の73年に樹立した球団記録に並んだ。今回の登板で新記録となる15連勝に挑む。
日本ハム戦には今季1試合に登板して7回4安打9奪三振2失点に抑えるも、打線の援護なく負け投手となっている。今回はその雪辱を晴らすピッチングが期待される。
オリックスと好相性のバーヘイゲン
一方、日本ハムの先発はバーヘイゲン。来日2年目の今季は19試合に登板(先発は18試合)して5勝8敗、防御率4.15と少し物足りない成績。ただ、ここ6試合で4度のQS(6回以上自責点3以下)と調子を上げている。前回登板した9日のロッテ戦では、6回87球5安打2失点(自責0)で5勝目を挙げた。
オリックス戦には3試合に先発して1勝2敗ながら防御率2.45と相性は良い。9月1日の対戦時には、6回88球1安打無失点に抑える快投を披露した。対左打者との相性が悪く(被打率.277)、オリックス打線ではモヤに4打数3安打1本塁打と打たれており、今日の対戦でも要警戒だ。
チームはここまでオリックス相手に10勝10敗3分けと五分の成績で、今日勝てば負け越しはなくなる。一矢報いることができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・髙橋優貴-広島・森下暢仁(東京ドーム)
ヤクルト・石川雅規-中日・Y.ロドリゲス(神宮)
【パ・リーグ】
楽天・岸孝之-西武・浜屋将太(楽天生命パーク)
ロッテ・二木康太-ソフトバンク・石川柊太(ZOZOマリン)
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