後半戦安定感抜群のベテラン左腕
セ・リーグ首位のヤクルトと2位・阪神の天王山は1勝1敗の五分で、3戦目に突入。優勝へのマジックを11としているヤクルトは、今日ベテランの石川雅規が先発する。
今季は13試合に先発して4勝3敗、防御率2.13の好成績。特に、後半戦は7試合に先発して防御率1.58をマークするなど圧巻の投球を見せている。
前回登板した3日の広島戦では、4回に3連打を浴びるも後続を抑え無失点。その後、6回にも3番の堂林翔太から3連打を浴び、1点を失ったところで降板したが、5.0回88球7安打1失点の粘投。チームの逆転勝利に貢献した。そこから中6日での登板となる。
阪神戦は今季初先発となった4月16日に1度登板。5回5安打2失点にまとめるも、味方の援護がなく、今季初黒星を喫した。今回はその雪辱を期すマウンドとなる。20年目のベテラン左腕が今回も勝利を呼び込む投球を見せるのか注目だ。
ツバメキラーのガンケルが先発
一方、阪神の先発はガンケル。今季は18試合に先発して9勝3敗、防御率3.08の成績。前回登板した3日の中日戦では、6.1回83球を投げ、4安打無失点の好投。9月は打ち込まれるケースもあったが、ここにきて状態は上向きだ。
ヤクルト戦には今季4試合に先発して2勝0敗、防御率1.80と好相性。山田哲人を.167(12打数2安打)、村上宗隆を.222(9打数2安打)と、3、4番をきっちり抑えていることが好投の要因だろう。
今宵の負けられない一戦でもツバメキラーの本領を発揮できるか。秋山拓巳、青柳晃洋に続く10勝目をつかみ取りたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・今永昇太-中日・小笠原慎之介(横浜)
広島・森下暢仁-巨人・髙橋優貴(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ロッテ・美馬学(札幌ドーム)
西武・渡邉勇太朗-楽天・田中将大(メットライフドーム)
ソフトバンク・千賀滉大-オリックス・竹安大知(PayPayドーム)
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