東京五輪銅メダル獲得後も4戦2勝のメルセデス
痛恨の5連敗を喫し、後がない巨人は今日11日の中日戦(東京ドーム)にメルセデスが先発する。今季は10試合に登板して7勝1敗、防御率2.38。ドミニカ共和国代表として東京五輪で銅メダルを獲得し、リーグ再開後も4試合に登板して2勝と安定感十分だ。
中日戦は8月14日に登板して5回1失点で勝ち投手となっている。前回9月4日の阪神戦に中4日で登板し、そこから中5日で今回のマウンドと登板間隔が詰まっているのも首脳陣の信頼の裏返しだろう。
左腕から平均144キロのストレートのほか、スライダー、チェンジアップ、カーブ、シュートを投げる。チーム打率リーグ最下位の中日打線が相手だけに、チームの逆転優勝に向け、悪くてもQS(6回以上自責点3以内)は果たしたい。
柳裕也は防御率、被打率、奪三振リーグ1位
一方、巨人に立ちはだかるのがセ界屈指の本格派右腕・柳裕也だ。今季は20試合登板で8勝5敗、リーグトップの防御率2.07をマークしている。
ストレートは平均142.1キロだが、コントロールが抜群。変化球もカットボール、チェンジアップ、スライダー、カーブ、シンカー、シュートと多彩で、QS16回、被打率.198、140奪三振はいずれもリーグトップだ。
巨人戦は今季4試合に登板して2勝0敗。防御率1.00、奪三振率10.00とほぼ完璧に封じ込んでいる。最優秀防御率のタイトルも視界に捉えているだけに、気合が入っているだろう。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニードーDeNA・京山将弥(神宮)
広島・高橋昂也-阪神・秋山拓巳(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ソフトバンク・石川柊太(札幌ドーム)
西武・今井達也-オリックス・C.バルガス(メットライフドーム)
ロッテ・小島和哉-楽天・岸孝之(ZOZOマリン)
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