昨年11月1日以来の一軍マウンド
甲子園での首位・阪神と3位・ヤクルトの3連戦。昨夜は阪神が主軸の本塁打攻勢で逆転勝ちし、このカード1勝1敗のタイに戻した。勝ち越しがかかる3戦目。この大事な一戦の先発を任されたのが、今季初登板の髙橋遥人だ。
今年4年目を迎えた左腕は、春季キャンプで右脇腹を負傷し離脱。その後、上肢のコンディション不良も重なり、二軍でのリハビリ生活を余儀なくされた。投球を再開したのは6月初旬。そして、7月25日のウエスタン・リーグ中日戦で、約5カ月ぶりに実戦復帰を果たした。
その後、6試合に登板して17.1回1失点、防御率0.52と安定感のある投球で、順調な回復ぶりを見せた。前回登板した8月31日のウエスタン・リーグ広島戦では、5.1回76球1安打無失点の好投で、一軍先発の座を勝ち取った。そこから中8日での登板となる。
一軍のマウンドは昨年11月1日のDeNA戦以来312日ぶり。その復帰登板が優勝を争う大事な一戦となった。左腕エースとしてフル回転を期待されながら、前半戦に貢献できなかった悔しさをこの試合にぶつけたい。
今季3度目の同姓対決
一方、ヤクルトの先発は高橋奎二。6年目の今季は7試合に先発して2勝1敗、防御率2.55。QSも5度記録するなど安定した投球を見せている。ただ、6月24日の広島戦以来、勝ち星がない。
前回登板した1日の巨人戦では、7回95球4安打2失点と好投するも、味方の援護がなく負け投手となった。最近4試合で3QSと先発としての役割は果たしているだけに、そろそろ白星を手にしたいところだろう。
阪神戦は今季初登板。昨年は3試合に登板して1勝1敗、防御率1.50と好投している。プロ入り後、甲子園では4試合に登板して未勝利だが、防御率3.50と相性は悪くない。
同姓の投手と投げ合うのは今季3度目。6月24日に広島の高橋昂也、8月17日に巨人の髙橋優貴と対戦し、いずれも最少失点に抑えてチームの勝利に貢献している。今宵も髙橋遥人に投げ勝ち、甲子園初勝利を手にしたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・坂本裕哉-巨人・戸郷翔征(横浜スタジアム)
広島・九里亜蓮-中日・勝野昌慶(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・バーヘイゲン-楽天・則本昂大(札幌ドーム)
オリックス・田嶋大樹-ロッテ・石川歩(ほっともっと神戸)
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