前回ソフトバンク戦でプロ初勝利挙げた苦労人・西口
楽天・西口直人が今日5日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ2度目の先発マウンドに登る。前回6月26日のソフトバンク戦は先発の高田孝一が危険球退場となったため初回2死から急遽登板。4.1回を栗原陵矢の一発のみの1失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。
今季は11試合に登板して1勝0敗、防御率3.72。先発はプロ初登板だった2018年9月30日のオリックス戦(7.2回2失点で勝ち負けつかず)以来3年ぶりとなる。
大阪・山本高から甲賀健康医療専門学校を経て2016年ドラフト10位で入団した5年目右腕。平均146.6キロのストレートが全体の62.2%を占めているが、チェンジアップ、カーブ、カットボール、スライダー、フォークと変化球もひと通り投げる。昨年はファーム日本選手権で先発勝利をつかむなど、着実に成長している。
層の厚い楽天投手陣で競争を勝ち抜くのは簡単ではないが、苦労人が梅雨空に花を咲かせば、オリックス追撃の光明となりそうだ。