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「プロ野球月間最優秀バッテリー賞」10月度セ候補3組の詳細データ

2020 11/3 17:02SPAIA編集部
阪神の西勇輝(右)と梅野隆太郎ⒸSPAIA

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中日・大野雄大―木下拓哉

DAZNは「2020プロ野球月間最優秀バッテリー賞powered by DAZN」10月度のセ・パ両リーグの候補バッテリー各3組を決定した。セ・リーグは多村仁志氏、パ・リーグは中村紀洋氏が選考委員長として3組を選出し、DAZNの公式Twitterでユーザーによる投票を行い、最も得票率の高かったバッテリーをセ・パ各リーグの月間最優秀バッテリーとして表彰する。10月度の対象期間は9月28日~10月22日。

セ・リーグの候補1組目は中日の大野雄大―木下拓哉のバッテリー。大野は期間中33イニングを投げて防御率0.00で4勝0敗、31奪三振という完璧な内容。球団記録を更新する45イニング連続無失点をマークした。

木下も巧みなリードを見せただけでなく、2本塁打、11打点と打撃面でも貢献。大野―木下のバッテリーのRSAA(同じイニング数で平均的な投手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す指標)はセ・リーグトップの15.1となっている。多村氏は「大野投手は驚異的なピッチングを披露。木下捕手は好調の打撃で連勝の立役者となった」と高評価した。

>中日・大野雄大―木下拓哉バッテリー

阪神・西勇輝―梅野隆太郎

2組目は阪神の西勇輝―梅野隆太郎のバッテリー。西は期間中24イニングを投げて24奪三振、防御率0.75をマーク。期間中3戦3勝で2桁勝利に乗せた。

梅野は一時戦線離脱したが、スタメン復帰した10月1日の中日戦で本塁打を放つなど2本塁打、5打点の活躍。西―梅野のバッテリーのRSAAはセ・リーグ3位の9.0となっている。多村氏は「精神的支柱である選手会長が存在感を示した」と梅野を賞賛した。

阪神・西勇輝―梅野隆太郎バッテリー

広島・森下暢仁―坂倉将吾

3組目の候補は広島の森下暢仁―坂倉将吾のバッテリー。森下は期間中3試合に先発して20イニングを投げ、防御率0.45。2勝0敗で21奪三振の成績を残し、新人王の最有力候補となっている。

坂倉はリード面で新人右腕を引っ張り、打撃面でも打率.279、5打点をマーク。森下―坂倉のバッテリーのRSAAはセ・リーグ4位の8.2となっている。多村氏は「坂倉捕手は世代交代の波に乗り、スタメンマスクをかぶる機会が増えた。打撃面でも進化を見せている」と女房役を称えた。

広島・森下暢仁―坂倉将吾バッテリー

データ提供:データスタジアム

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