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阪神・藤浪晋太郎と伊藤隼太、長坂拳弥が新型コロナ感染…選手、スタッフら自宅待機

2020 3/27 14:33楊枝秀基
阪神・藤浪晋太郎ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

PCR検査で陽性反応、体調は問題なし

ついにプロ野球界からも新型コロナウイルス感染者が出てしまった。3月26日、大阪府内の病院で阪神・藤浪晋太郎投手(25)が同ウイルス感染を調べるPCR検査を受け、陽性反応が出たことが判明。NPBの選手としては初の事例となった。

藤浪は数日前から嗅覚の異常を訴え24、25日に兵庫県内の複数の病院を受診。ウイルスの潜伏期間と思われる期間に、藤浪と会食した伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手の2選手も同様に陽性反応と確認された。この2人も同様に味覚の異常を訴えていたという。4月24日の開幕を目指す方針を打ち出していた、プロ野球界への影響が出るのは必至だ。

球団はこの事態を受け甲子園球場、通常2軍の使用する鳴尾浜球場などの施設を消毒処置。球団事務所、クラブハウスも閉鎖し、選手、スタッフ、球団職員の4月1日までの自宅待機を指示した。藤浪からも聞き取りを行っており、11日からの行動記録を確認。本人の体調自体は問題ないことも把握していた。藤浪自身、病院へも自身で車を運転して移動したという。

矢野監督は球団を通じ「突然のことなので驚いていますが、いまは陰性の結果を祈るしかないです。ファンの皆さまにも、心配をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです、今後についても球団と相談しながら、できる限り最善の手段を探しながらやっていくしかない」とコメントしていた。だが、夜になって藤浪の陽性反応が判明。悲痛な祈りは虚しく崩れた。球団マネジャーからは首脳陣、選手、スタッフに日程変更、自宅待機などのチームとしての決定事項が連絡された。

球団では西宮市内の事務所も午前で臨時休業を決め、職員が続々と帰宅。球団関係者は今回、新型コロナウイルス感染の初期症状として味覚の異常が周知されていなかった点を説明し、改めて注意を喚起した。

外出時は目的と同行者の報告を義務付け、開幕への影響不可避

藤浪がPCR検査を受診することを発表した25日は1軍は休日、2軍はソフトバンクとの練習試合の予定だった。だが、選手から新型コロナウイルス感染の疑いがある者が現れたことが報告され、試合は急遽中止。練習も途中で切り上げる事態となった。阪神の関係者がすべて撤収した状態でソフトバンクは練習を行ったが、ナインや関係者の戸惑いの色は隠せなかった。その後、2軍練習試合に関しては26日、27日の広島戦(由宇)も中止とすることが決まった。

1軍日程でも4月上旬にオリックスとの練習試合を調整していた。だが、今回の事態により全て白紙となり今後は未定。各球団は遠征先での外出禁止や、外出する際に目的と、同行者の報告を義務付けることなどを選手、スタッフに通知。各自で行動記録のメモをつけるように指導するなど、新型コロナウイルス感染拡大の防止策を行っていく方針だ。

27日にセ・リーグは臨時理事会を開催予定。今回、勃発した球界初の新型コロナウイルス感染も報告される見通しだ。ここ連日、東京都内でも新たな感染者が40人以上報告されるなど、首都圏の状況も深刻。野球界だけではなく一般社会も緊急事態となっている。この状況では4・24開幕を目指す球界全体への影響は避けられそうもない。

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