メジャーリーグ開幕は最低2週間延期
大リーグ機構は12日、新型コロナウイルス拡大を受け、オープン戦の中止と2020年シーズンの開幕を延期することを決めた。今シーズンの開幕は少なくとも2週間延期することとなった。プレスリリースは以下の通り。
「各球団との電話会議、および選手会との協議の後、コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、新型コロナウイルス拡大による国家緊急事態のため、 スプリングトレーニングにおけるオープン戦の中止と、少なくとも2週間の2020年シーズンの開幕延期を発表した。この決定は、選手やチーム、そして多くのファンの健康と幸福のために実行されるものである」。また、シーズン開幕にあたっては、状況を見極めた上で判断するとした。
大リーグ機構は9日のプレスリリースで、スケジュール通り26日にシーズンを開幕すると発表していたが、アメリカでの感染が広がるなか、延期を決断するに至った。
MLBは予定通りシーズン開幕へ 大谷翔平らも新型コロナウイルスに言及
開幕延期の第一報は日本時間未明、フロリダ州で行われているグレープフルーツリーグのオープン戦が始まってまもなくのことだった。米メディア、ESPNのジェフ・パッサン記者が大リーグ機構のプレスリリースに先立つ形で速報した。「球団オーナーとの電話会議後、メジャーリーグ機構はスプリングトレーニングを延期する予定となった。リーグ戦の開幕も延期となる見込みである」。
その後、MLBが公式に発表。オープン戦はアメリカ東時間の午後5時から中止となり、グレープフルーツリーグの6試合は終了したものの、アリゾナ州で行われるカクタスリーグのオープン戦はすべて試合前に中止された。