「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【2018春のセンバツ】近畿地区出場校レビュー

2018 3/1 15:03mono
高校野球
このエントリーをはてなブックマークに追加

近江高(滋賀県)

3年ぶり5回目の出場となった近江高(滋賀県)。OBには今シーズン(2018年)2年目を迎える京山将弥(DeNA)がいる。昨秋の滋賀県大会では危なげなく勝ち進み、みごと優勝。滋賀県1位で近畿大会へと出場した。近畿大会では、初戦で日高高中津分校(和歌山県)を10-0と5回コールドでくだした。準々決勝では彦根東高(滋賀県)に4-3で競り勝ち、準決勝へ進出。この試合では、優勝した大阪桐蔭高(大阪府)に0-5と完封負けを喫したが7安打を放ち、投手陣も大崩れすることはなかった。

注目となるのは4番の北村恵吾だ。1年の夏(2016年)から4番を任されており、甲子園では初戦で敗退したものの4打数1安打。この秋の公式戦では打率.409(22打数9安打)と結果を残した。本塁打こそ出なかったが、4番としてチームを引っ張っている。2度目の甲子園では勝利に貢献する一打を放ちたい。

彦根東高(滋賀県)

9年ぶり4回目の出場となった彦根東高(滋賀県)。昨夏の甲子園では2回戦に進出し、2季連続の出場となった。選抜において前回出場の2009年は21世紀枠での出場だったため、秋季大会の成績で選抜されたのは1953年以来、65年ぶりとなる。秋季滋賀県大会では準決勝で比叡山高に1-6で敗退するも、3位決定戦で近江兄弟社高に11-4と7回コールド勝ち。滋賀県3位で近畿大会へと駒を進めている。近畿大会では、準々決勝で同県のライバルでもある近江高に3-4と惜敗。ベスト8敗退となったが、近江高との接戦が評価され、出場権を勝ち取った。

プロ注目となるような選手は不在だが、エースの増居翔太に注目したい。昨夏の甲子園では、2年生ながら初戦の先発を任されるなど信頼は厚い。新チームで臨んだ秋季大会では、ほぼひとりで投げ抜き、7試合で防御率2.72と安定感がある。甲子園2勝目をマークしたいところだ。

乙訓高(京都府)

春夏を通じて甲子園初出場となる乙訓高(京都府)。京都府から21世紀枠の推薦も受けていたが、一般枠からの選出となった。秋季京都府大会で初優勝を飾り、近畿大会へ出場すると、神港学園高(兵庫県)、智弁学園高(奈良県)といった強豪校に勝利し、準決勝へと駒を進める。準決勝では智弁和歌山高(和歌山県)相手に9回表までリードする展開だったものの、サヨナラ負けで惜しくも決勝進出を逃した。この戦いぶりが評価されて、一般枠からの選出となった。

注目したいのは1番を務めることが濃厚な大上翔也だ。公式戦打率.390(41打数16安打)、4盗塁。リードオフマンとしてチームを勢いづける存在だ。近畿大会では初打席全てで出塁を果たしており、甲子園でも同様の活躍が期待される。

大阪桐蔭高(大阪府)

史上3校目の春連覇を目指す大阪桐蔭高(大阪府)は4年連続10回目の出場となった。昨夏の甲子園で敗れてから秋季大阪府大会、近畿大会と危なげなく勝ち進み、明治神宮大会(全国大会)に出場。ここでも優勝候補筆頭にあげられていたが、準決勝で創成館高(長崎県)に敗れてしまう。今回は雪辱を果たしたいところ。

チームの中心となるのはドラフト候補の根尾昂、藤原恭大のふたりだろう。1年時から注目を浴びていた根尾は遊撃手をメインで務めるが、投手、外野もこなす『三刀流』。甲子園でどのように起用されるか西谷浩一監督の采配に注目したい。また、『黄金世代』とも称されているチームのトップバッターである藤原は、昨年夏のU-18W杯に選出された。そこでも2年生ながら1番を任されるなど、信頼は厚い。50メートル6秒を切る俊足を武器に甲子園を走り回る。

その他にも柿木蓮、山田健太、中川卓也と昨年から主力だったメンバーが多数残っており、優勝の大本命となりそうだ。

智弁学園高(奈良県)

2年前の2016年春のセンバツで優勝を飾った智弁学園高(奈良県)。今大会は3年連続12回目の出場となった。OBには岡本和真(巨人)、廣岡大志(ヤクルト)など次世代の大砲候補がおり、毎年のように注目されている学校でもある。

昨秋の奈良県大会では圧倒的な強さをみせ、6試合全てにおいて2桁得点をマークするなど72得点。そして失点はわずかに5。県内敵なしで近畿大会へと駒を進めている。近畿大会では、準々決勝で乙訓高(京都府)に序盤から主導権を握られ4-9で敗退。近畿、全国で戦うための力をさらにつけたいところだ。

打撃中心のチームではあるが、かつての岡本や廣岡のような目立つ長距離打者は不在。俊足巧打の中距離打者が中心となって繋ぎの野球を目指す。そのなかで注目されるのは、公式戦通算打率.519(27打数14安打)の柳田健太郎だ。本塁打こそないものの5番打者として役割を果たしている。一塁手、そして投手としてマウンドに上がることもあり、下級生ながら投打に渡ってチームを引っ張る存在だ。

智弁和歌山高(和歌山県)

和歌山県の強豪、智弁和歌山高は4年ぶり12回目の出場となった。チームを率いる高嶋仁監督は、春夏合わせて歴代最多の甲子園通算64勝をマークしており、今大会ではさらに記録を伸ばしたい。OBの西川遥輝(日本ハム)、岡田俊哉(中日)、武内晋一(ヤクルト)らがプロで活躍している。

秋季和歌山県大会で優勝して乗り込んだ近畿大会では、初戦で履正社高(大阪府)を12-8と打ち合いの末に破る。続く法隆寺国際高(奈良県)相手にも、11-4と強力打線が爆発した。準決勝の乙訓高戦(京都府)では、9回サヨナラで勝利を収め決勝へ進出する。決勝では、大阪桐蔭高(大阪府)のエース・柿木蓮に完封され、0-1と惜敗し準優勝となった。

秋の公式戦は手術明けのために出場がなかったものの、甲子園では4番を任されることが濃厚な林晃汰に注目したい。昨夏の甲子園でも本塁打を放っている主砲は、右肘の疲労骨折で秋の公式戦に出場できなかった。すでに始動しており、大会には間に合う見込み。2季連続となる本塁打に期待がかかる。

※膳所高(滋賀県)は21世紀枠にて紹介


《関連記事》【2018春のセンバツ】北海道・東北地区・21世紀枠出場校レビュー

関連記事

おすすめの記事