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関メディ中等部出身の報徳・今朝丸、東海大相模・才田、金本ら7人が甲子園に凱旋!今夏は関メディ旋風?

2024 7/30 07:00SPAIA編集部
報徳学園の今朝丸裕喜と関メディベースボール学院の井戸総監督,ⒸSPAIA
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東海大相模の才田和空と金本貫汰は神奈川大会で大活躍

第106回全国高校野球選手権大会の代表校が各地で続々と決まっている。8月7日から17日間にわたり、甲子園球場で繰り広げられる熱戦が楽しみだ。

その開幕を誰よりも待ちわびている一人が、兵庫県西宮市の野球専門校・関メディベースボール学院の井戸伸年総監督(47)。なぜなら同学院中等部の卒業生が今夏、7人も甲子園に出場するからだ。しかも、下記の通り、そのほとんどが優勝候補にも挙がる有力校でプレーしている。

才田和空(東海大相模)
金本貫汰(東海大相模)
中崎琉生(京都国際)
今朝丸裕喜(報徳学園)
山田希翔(智弁和歌山)
山田晃誉(鳥取城北)
佐々木晴斗(鳥取城北)

元巨人の原俊介監督が就任して初の甲子園となる東海大相模のショート才田和空(3年)は、神奈川大会7試合で22打数14安打11打点。準決勝の向上戦で8回に逆転二塁打を放つなど攻守で活躍した。

才田の後輩で2年生ながら東海大相模の4番を打つ金本貫汰は、横浜との決勝で横浜スタジアムのウィング席に放り込む特大アーチを放ち度肝を抜いた。関メディ時代にU-15侍ジャパンでも4番を打ち、タイガースカップでは甲子園で本塁打を放った実績を持つスラッガーだ。

京都国際の中崎琉生、報徳学園の今朝丸裕喜はU-18侍ジャパン代表候補

京都国際のエース中崎琉生(3年)は最速143キロを誇るプロ注目左腕。U-18侍ジャパン代表候補として4月の強化合宿にも参加した。京都大会決勝の京都外大西戦では121球を投げて3失点完投し、春夏連続の甲子園に大きく貢献。今春センバツでは青森山田に初戦で敗れたが、今夏は上位進出が期待される。

報徳学園の今朝丸裕喜(3年)は今秋ドラフト1位候補に挙がる大会注目の右腕。中崎とともにU-18侍ジャパン代表候補に選出されている。188センチの長身から投げ下ろすストレートは最速151キロをマークし、センバツ準優勝の原動力になった。今夏、狙うは全国の頂点だ。

智弁和歌山の山田希翔(2年)は身長183センチの大型ショート。今春近畿大会では3試合で12打数8安打5打点の活躍で準優勝に貢献した。夏の和歌山大会では、決勝で対戦した近大新宮にも関メディ出身が2人いたが、4-2で快勝。27回目の甲子園を決めた。

鳥取城北の右腕・山田晃誉(3年)は今夏の鳥取大会に背番号18でベンチ入り。チームは決勝の米子松蔭戦で9回裏に4点を奪って逆転サヨナラで優勝した。チームメイトの佐々木晴斗とともに6年ぶり6回目の甲子園に乗り込む。

井戸総監督「成長した彼らに会えるのが楽しみ」

関メディベースボール学院の所在地は、甲子園球場からすぐの兵庫県西宮市甲子園七番町。7人にとっては、選手としても人間としても大切な時期に様々な指導を受け、教えを叩き込まれた地への凱旋でもある。

井戸総監督は「成長した彼らに会えるのが楽しみです。選手を預かっていただいている高校の監督さんや関係者の方々に感謝ですね。教え子同士が対戦したらどちらを応援するか悩みます」と楽しみで仕方ない様子だった。

日本高野連のHPによると、2024年の硬式野球部の部員数は全国で12万7031人。そのうち甲子園でプレーできる選手はほんの一握りだ。関メディが輩出した7選手はどんな活躍を見せるか。将来、プロ野球やメジャーリーグでも活躍する可能性を秘めた金の卵たちのプレーから目が離せない。

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