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第95回選抜高校野球大会の出場校決定、大阪桐蔭は2度目のセンバツ連覇なるか

2023 1/27 16:29SPAIA編集部
阪神甲子園球場,Ⓒbeeboys/Shutterstock.com
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3月10日に組み合わせ抽選、3月18日開幕

第95回選抜高校野球大会の選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、出場校が決定した。95回目の記念大会として行われる今大会は例年より4校多い36校を選出。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。出場校は以下の通り。

【北海道1枠】
・クラーク記念国際 2年連続2回目

【東北3枠】
・仙台育英(宮城) 2年ぶり15回目
・東北(宮城) 12年ぶり20回目
・能代松陽(秋田) 初出場

【関東・東京7枠】
・山梨学院(山梨) 2年連続6回目
・専大松戸(千葉) 2年ぶり2回目
・健大高崎(群馬) 2年ぶり6回目
・慶応(神奈川) 5年ぶり10回目
・作新学院(栃木) 6年ぶり11回目
・東海大菅生(東京) 2年ぶり5回目
・二松学舎大付(東京) 2年連続7回目

【東海3枠】
・東邦(愛知) 4年ぶり31回目
・常葉大菊川(静岡) 10年ぶり5回目
・大垣日大(岐阜) 2年連続5回目

【北信越2枠】
・北陸(福井) 34年ぶり2回目
・敦賀気比(福井) 3年連続10回目

【近畿6枠+神宮大会枠1】
・大阪桐蔭(大阪) 4年連続14回目
・報徳学園(兵庫) 6年ぶり22回目
・智弁和歌山(和歌山) 3年ぶり15回目
・龍谷大平安(京都) 4年ぶり42回目
・履正社(大阪) 3年ぶり10回目
・彦根総合(滋賀) 初出場
・社(兵庫) 19年ぶり2回目

【中四国6枠】
・広陵(広島) 2年連続26回目
・光(山口) 初出場
・鳥取城北(鳥取) 2年ぶり4回目
・英明(香川) 5年ぶり3回目
・高松商(香川) 4年ぶり28回目
・高知(高知) 2年連続20回目

【九州4枠】
・沖縄尚学(沖縄) 9年ぶり7回目
・長崎日大(長崎) 2年連続4回目
・海星(長崎) 7年ぶり6回目
・大分商(大分) 3年ぶり7回目

【21世紀枠3枠】
・石橋(栃木) 初出場
・氷見(富山) 30年ぶり2回目
・城東(徳島) 初出場

横浜、高田商は落選

昨年は東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)が落選して議論を呼んだが、今年は全体的にサプライズと言える出場校はなし。難しい選考となった関東の7校目は、投手力で横浜(神奈川)をを推す声もあったが、二松学舎大付が選出され2年連続7回目のセンバツとなった。

近畿の7校目は、昨秋8強の高田商(奈良)も候補だったが、近畿大会初戦で奈良県王者の天理に打ち勝った社を選出。中四国6校目は、昨秋準決勝で優勝した広陵と接戦を演じた鳥取城北が選出され、鳴門(徳島)は落選となった。

神宮大会準優勝の広陵、昨夏の覇者・仙台育英もV圏内

優勝候補の筆頭は昨秋の明治神宮大会を制し、2017、18年以来2度目のセンバツ連覇を狙う大阪桐蔭だろう。左腕エース・前田悠伍は1年秋からベンチ入りしており、甲子園での経験も豊富。最速148キロのプロ注目左腕が、ひと冬越えてどこまで成長しているか楽しみだ。

昨秋明治神宮大会準優勝の広陵も優勝候補の一角。主砲の真鍋慧は高校通算49本塁打を誇る左のスラッガーだ。大阪桐蔭・前田悠伍、花巻東・佐々木麟太郎、九州国際大付・佐倉侠史朗とともに1年生の時から「高校四天王」と称され、注目度は抜群。広陵は夏の選手権では4度の準優勝が最高成績だが、センバツは3度の優勝を誇るなど春に強いだけに20年ぶりに紫紺の大旗をつかむか。

昨夏の甲子園で優勝した仙台育英も夏春連覇を狙っている。昨秋の明治神宮大会では準決勝で大阪桐蔭に惜敗したが、甲子園優勝メンバーが多く残っているのは強み。センバツでも優勝旗が初めて「白河の関」を越えるか注目される。

また、慶応に在籍する清原和博氏の次男・清原勝児の出場も注目の的だろう。今年はどんなドラマが待っているのか。球春到来が待ち遠しい。

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