センバツで1大会最多3本塁打を記録した11人
第94回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が1月28日に開かれ、一般選考28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計32校が決まる。
注目は花巻東のスラッガー・佐々木麟太郎だ。昨秋東北大会で優勝し、4年ぶり4回目の出場は当確。1年生ですでに通算50本塁打をマークしている「みちのくの怪物」が聖地初見参となる。
3月18日に開幕する今大会は新記録が生まれる期待が高まる。センバツで記録された1大会最多本塁打は3本。過去に達成したのは以下の11選手だ。
1979年 PL学園・阿部慶二(1試合2発含む)
1983年 享栄・藤王康晴(1試合2発含む)
1984年 PL学園・清原和博(1試合2発含む)
1989年 上宮・元木大介(1試合2発含む)
1990年 享栄・高木浩之(1試合2発含む)
1992年 星稜・松井秀喜(1試合2発含む)
1995年 観音寺中央・大森聖也(1試合2発含む)
2001年 東福岡・下野輝章
2013年 浦和学院・高田涼太
2015年 敦賀気比・松本哲幣(1試合2発含む)
2019年 東邦・石川昂弥(1試合2発含む)
後にプロで活躍した選手も多く、まさに球史に名を残したメンバーがそろっている。
ちなみに夏の選手権最多本塁打は2017年に広陵・中村奨成がマークした6本。清原和博が1985年に記録した5本を更新した。
センバツ1試合最多本塁打は2本
また、選抜の1試合最多本塁打は2本。先述の9人に加え、和歌山中・田嶋豊次郎、市和歌山商・藤田平、宜野湾・比嘉源三郎、PL学園・桑田真澄、池田・宮内仁一、春日部共栄・長沼史朗、箕島・林孝哉、福井商・赤土善尚、大阪桐蔭・中村桂司、大阪桐蔭・中田翔、報徳学園・平本龍太郎、敦賀気比・山田誠也、智弁学園・岡本和真、福岡大大濠・樺嶋竜太郎、大阪桐蔭・藤原恭大、山梨学院・野村健太、明石商・来田涼斗と17人がマークしている。
夏の選手権では清原和博と大阪桐蔭・平田良介が放った3本塁打が最多。いずれにせよ、そうそうたる面々だ。
高校通算本塁打は早稲田実・清宮幸太郎
では、高校通算本塁打はどうなっているだろうか。ベスト10は以下の通りだ。
1位 111本 早稲田実・清宮幸太郎
2位 107本 神港学園・山本大貴
3位 97本 初芝橋本・黒瀬健太
4位 94本 神港学園・伊藤諒介
5位 87本 大阪桐蔭・中田翔
6位 86本 埼玉栄・大島裕行
7位 85本 神港学園・横川駿
8位 83本 浦和学院・鈴木健
8位 83本 大阪桐蔭・中村剛也
10位 78本 此花学院・田原伸吾
通算本塁打は地方大会や練習試合も含まれるため、相手投手のレベルや球場の広さもまちまちで単純比較はできないが、現在50本の佐々木もいずれランキングに名を連ねるだろう。
果たして聖地でどんな豪快なスイングを見せるのか。球春が待ち切れない。
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