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【将来のスターを発掘?】全国中学校軟式野球大会を解説!

2017 8/3 12:53dada
中学,野球
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Photo by mTaira / Shutterstock.com

毎年8月に開催されている、全国中学校軟式野球大会について解説していく。 大会の概要や注目ポイント、これまでに輩出されたスター選手などについても触れていく。 こちらをご参考に、今後の大会を楽しんでみるのも良いのではないだろうか。ぜひご覧ほしい。

どうやってやるの?全国中学校軟式野球大会の概要

全国中学校軟式野球大会は、例年8月に開催されている。開催期間は、通常であれば4日間で、試合は1回戦、2回戦、3回戦、準決勝、決勝で構成される。
全国のブロック大会で出場権を得た学校のチームが参加する。通常の参加チーム数は、日本全国24のチームと、開催地枠から1チームの併せて25チームとなっている。開催地は大会ごとで全国で持ち回りとなっている。
大会の開催目的は、中学生に軟式野球をプレーする機会を与えることや、アマチュアスポーツの振興だ。

大会の歴史&全日本少年軟式野球大会との違いを知ろう!

全国中学校軟式野球大会は、平成28年度までに38回開催されている。
1979年までは中学生の全国大会は禁止されていたが、この年にこの規制が緩和される。これに伴い、同年に開催されたのが第1回の全国中学校軟式野球大会だった。第1回から第5回までは横浜で開催されていたが、第6回からは全国持ち回りとなっている。
参加できるのは全国の中学校にある軟式野球部だ。全国中学校軟式野球大会の類似の大会には、全日本少年軟式野球大会がある。この大会は中学校の軟式野球部だけでなく、地域のクラブチームも対象としているのが大きな違いだ。

第39回大会は宮崎県で開催予定!気になるあのスタジアムは?

第39回大会は平成29年8月18日(金)~8月21日(月)に、宮崎県で開催が予定されている。
使用される会場は、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎、生目の杜運動公園アイビースタジアム、KIRISHIMAひむかスタジアム、久峰総合公園野球場となっている。
特にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎は、侍ジャパンも使用経験がある有名なスタジアムだ。天然芝のグラウンドに、30,000人収容可能という造りはとても立派だ。このような会場でプレーできることは、中学生にとってかけがえのない経験になるに違いない。

あのスター選手も出場していた!

全国中学校軟式野球大会に出場していた野球選手には、中日ドラゴンズやヤクルトスワローズで活躍した野中徹博さんや、現在も広島カープで投手としてプレーする庄司隼人選手らがいる。
庄司選手は静岡県の常葉大学付属橘中学校のエースピッチャーとして、第28回大会に出場した。この時は惜しくも初戦敗退となったが、11奪三振、最速144/kmを記録。大会を大いに沸かせ、その存在は一躍有名になった。
後に進学した橘学園高等学校の野球部でもエースピッチャーとして活躍を続け、プロへの階段を駆け上がった。

全国中学校軟式野球大会はこうやって楽しもう!

全国中学校軟式野球大会は、名前の通り中学生が出場する大会だ。中学生とは言っても、その競技レベルには目を見張るものがあるし、前述の庄司選手のような選手が発掘されることもある。
大会に出場する中学生のご家族やご友人が観て面白いのはもちろんだが、軟式野球や硬式野球、日本のプロ野球が好きな方が観戦するのもおすすめだ。次世代の野球界を担うスター選手を見つけてみるのも面白いだろう。
また、大会はその都度全国持ち回りとなっているので、大会の観戦と併せて、各地の特産品や観光地を巡ってみるのも楽しい!

まとめ

全国中学校軟式野球大会は、とても歴史のある大会だ。 競技レベルはとても高く、後にプロ野球選手になる中学生も現れている。 ご家族、ご友人はもちろんのこと、野球ファンの方も、ぜひ一度ご覧になってはいかがだろうか。