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東京オリンピックで注目のバドミントン選手4人

2016 10/3 15:52
バドミントン,オリンピック
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Photo by Kairosnapshots / Shutterstock.com

2016年のリオオリンピックでは多くの日本人選手が国民に大きな感動を与えてくれました。
なかでもバドミントンは日本バドミントン史上初の金メダルという偉業を達成し、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では2020年の東京オリンピックで活躍が注目されるであろう選手をご紹介いたします。

成長し続ける日本のバドミントン

2008年の北京オリンピックで小椋久美子選手・潮田玲子選手が「オグシオ」ペアとして注目を集めて以降、オリンピックになると日本人選手の活躍に期待が高まる競技がバドミントンです。
2012年のロンドンオリンピックでは藤井瑞希選手・垣岩令佳選手の「フジカキ」ペアが日本人初の銀メダルを獲得し、一躍脚光を浴びました。 2016年のリオオリンピックでは全世界メダル獲得数ランキングにおいて中国、マレーシアに次ぐ3位となっており、多くの選手が世界レベルで活躍しているのです。 2020年の東京オリンピックではさらに多くのメダルの獲得が期待されています。

日本人史上初の金メダリスト「タカマツペア」高橋礼華選手・松友美佐紀選手①

東京オリンピックにおいて最も金メダル獲得への期待が高まるのは2016年リオオリンピック、女子バドミントンダブルスにおいて優勝し、日本バドミントン界史上初の金メダルをもたらした高橋礼華選手・松友美佐紀選手の通称「タカマツ」ペアです。
2014年10月に女子ダブルスの世界ランク1位になる快挙を達成して脚光を浴びました。これはバドミントン5種目を通じて日本人選手初の快挙でした。 その後は一旦ランキングを下げますが、オリンピックイヤーとなる今年の全英オープンで優勝を果たし、再び世界ランク1位に返り咲き、国際大会も全英オープンを含めて5勝しています。 東京オリンピックでの連覇に期待したいですね。

日本人史上初の金メダリスト「タカマツペア」高橋礼華選手・松友美佐紀選手②

高橋選手・松友選手の2人は1歳違いですが、元々は幼少期から各年代で全国制覇を果たしてきた非常に優秀なシングルスプレイヤーでした。 彼女たちのプレースタイルの特徴として挙げられるのがコートカバーの範囲の広さと俊敏さですが、その特徴には元シングルスプレイヤーとしての経験が生かされていると言えます。
対戦相手からさまざまな場所に打ち込まれるシャトルを、その持ち前のコートカバー力で打ち返していく2人のプレースタイルに着目して試合を見ると、驚きと感動を覚えること間違いなしです。

若き日本のエース、奥原希望選手

リオオリンピックにおいて女子バドミントンシングルス銅メダルを獲得した奥原希望(おくはらのぞみ)選手も注目せずにはいられません。 2016年の全英オープンでは優勝し、自身最高位の世界ランク3位になりました。世界ランク1、2と直接対戦し勝利したうえでの優勝であったためメディアから多くの注目を浴びました。
本人が一番のストロングポイントとして挙げているのがレシーブ力です。相手がこれは決まったと思うものを粘り強く拾い続けるのが彼女のスタイルです。 リオでのメダル獲得時21歳ということもあり、東京ではさらなる成長が楽しみですね。

リオから被災地へ明るいニュースを届け山口茜選手

2016年4月に熊本地震が発生しました。山口茜選手が所属するのは被害が大きかった熊本県益城町にある再春館製薬所です。2016年はオリンピックに挑む年で、トレーニングや調整が必要な中、山口選手が被災地支援の活動も行っている場面がメディアにも取り上げられました。
若い頃から才能を発揮し、数々のタイトルを獲得してきた逸材です。最新の世界ランクは12位ですが、山口選手が持ち前のパワフルショットで活躍する姿で、被災地にも大きな勇気と明るいニュースを届けてもらいたいものです。
リオオリンピック準々決勝においては異例の日本人対決として奥原希望選手と対戦し、負けてしまいました。 しかし山口選手は当時若干19歳。これからの成長がはかりしれませんね。

まとめ

日本はバドミントンの強国である中国、韓国、インドネシアにも引けをとらなくなっています。 とりわけ女子は国際大会でも確かな実績を積み重ねていますので期待が高まっています。 女子の勢いに男子種目、混合ダブルスも乗ってメダルラッシュに期待したいところです。