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16年ぶりに日本新!男子マラソン界に新しい光をもたらした設楽悠太(前編)

2018 3/5 19:51きょういち
マラソン,日の出,ランナー
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日本男子マラソンの時計が再び動き出す

2018年2月25日に行われた東京マラソンで、設楽悠太(ホンダ)が2時間6分11秒の日本新記録をマークして、日本人選手トップの2位に入った。従来の日本記録は、2002年のシカゴ・マラソンで高岡寿成がマークした2時間6分16秒だった。設楽は、高岡の記録を5秒更新したのだ。

1970年台から80年代にかけて、瀬戸利彦や、宗茂、猛の宗兄弟らを擁し、日本の「お家芸」と言われた男子マラソンも今は昔。特に高岡が日本記録を出した後は低迷が続いていただけに、設楽の日本記録はマラソン関係者とファンを喜ばせるものだった。

ただ、レース後の設楽はケロッとしていた。
「今日は特に課題も反省点もない。タイムは言えないが、皆さんが思っている以上の記録は狙える」
2時間6分台の日本記録など通過点でしかない。まだ26歳の設楽からは、そんな思いがにじみ出ていた。

大学駅伝のスターからマラソンのスターへ

設楽悠太とは何者なのか。大学駅伝ファンであれば、その名を知らない人はいない。双子の兄である啓太とともに小学5年生から陸上を始めた設楽悠太は、兄とともに埼玉の武蔵越生(むさしおごせ)高から東洋大へ進学。箱根駅伝では、2年生から3年連続で区間賞をとり、兄・啓太とともに東洋大の2度の総合優勝に貢献した。いわゆる箱根が生んだスター選手である。

かつての宗兄弟を思わせる双子ランナー。ただ、大学卒業後は明暗が分かれた。弟の悠太はホンダでハーフマラソンの日本記録を更新し、全日本実業団対抗駅伝でも区間賞を取るなど、活躍を続けてきた。コニカミノルタに進んだ兄・啓太は伸び悩み、現在は日立物流に所属している。

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